
「今までやった事の無い事にチャレンジしたい」
そのチャレンジする為のアプローチの方法はたくさんあって
中でもチャレンジして成功した時をイメージしてみようといった
自己啓発の促す本やセミナーなどをよく見かける。
だが、実際成功した時をイメージするのは全く効果が無い事が分かっていて
その方法とは別に正しいイメージトレーニングの方法というのが科学的に証明されているのだ。
ほとんどの人が巷に溢れている誰かが成功した体験を元に作ったような
なんの根拠も無い方法論に惑わされて、
結局それと同じように行動してみるが上手くいかずに途中で止めてしまう人がたくさんいる。
今回は科学的に立証されている本当に効果のある
イメージトレーニングの方法について説明していきたいと思う。
■空想と期待を区別する
人は今の自分を変えたいと思った時に
突拍子も無いような非現実的な目標を掲げてしまう人が意外とたくさんいる。
目標は高く設定するというのは大切だと思うが
今まで営業の成約率が30%だった人がいきなり90%を目指しますと言ったらそれは単なる空想になってしまう。
今の自分を冷静に見て、持っているスキルやこれから勉強して備わっていく能力
それを実行する期間なども含めて自分に対する期待を目標に掲げなければならない。
まずは営業の成約率を30%から50%や60%へ上げる為に
現実的なアプローチをするといった空想と理想を区別しておかないと
目標設定自体が間違ってしまう可能性がある為、その部分はしっかりと整理しておかなければならない。
■目標達成率を上げるイメージトレーニング
目標を達成する為に必要なイメージトレーニングとして
達成した時の自分をイメージしても効果が無い事は冒頭でも話したと思う。
じゃあ何をイメージすればいいのかというと
「結果に繋がりそうな過程をイメージする」事が目標達成率を上げるという事が分かっている。
過程をイメージする事で目標を達成する上での集中力が高まり不安感なども減少する。
逆に達成した時の自分をイメージしてしまうと、達成した自分のイメージで満足感が生まれてしまい
集中力は下がり、達成しなかったらどうしようといった不安感が高まる傾向にある。
だから、ほとんどの本に書いてある「成功した自分をイメージしよう」という情報は間違っていて
「成功するまでの過程をイメージする」事が正しい情報なのだ。
このイメージトレーニングの方法はあらゆる場面に利用する事が出来て
例えば緊張するプレゼンや試験なども、プレゼンが成功したり試験が受かるイメージをするよりも
それに対してどんな過程を辿って成功する事が出来るだろうかという事をイメージした方が良い結果になる。
これらは科学的に立証されていて、プロのスポーツ選手のメンタルトレーニングにも取り入れられている。
こうした正しい方法を知れば無駄な事に時間を費やす事も無く、最短で目標を達成する事が出来るようになるのだ。