
仕事をしている時、プライベートで家族や友人と話している時
伝え方や言い回し一つ間違えただけで相手に勘違いさせてしまったり
うまく理解してもらえない経験は誰もがした事があるだろう。
人は見た目が9割で話している内容はほとんど重要ではないと言っている人もいるが
僕はそうは思わない。
「言葉の力」というのは本当に重要で
タイミングや環境、相手に合わせて言葉を選んで話す事で
伝わり方が2倍にも3倍にもなると思っている。
その伝え方や言い回しが大切な理由についてまとめてみた。
■相手のフィールドで話す
相手に何かを伝えたい時に自分勝手に話す人がたくさんいる。
自分が勝手に伝えたいと思っている内容は、思っている以上に相手にとってどうでもいい内容だったりする。
例えば、小学生や中学生に対して「起業するメリット」を早い段階から伝えたいと思い
「起業とは・・・」みたいな感じで話し始めても半分以上聞き流されてしまう。
だが、「ユーチューバーって知ってる?」と言うとほとんどの小学生や中学生は「知ってる」と答えるだろう。
その中でも、「将来ユーチューバーになりたい」と思っていれば、そこから相手のフィールドで話を進める事が出来る。
「ユーチューバー」=「起業家」
この2つを結びつけて起業するメリットを伝えれば、最初の方法よりも2倍も3倍も伝わる。
いかに相手のフィールドに入って話せるか。
いかに相手の心に刺さる言葉を選べるか。
これは相手に聞いてほしい内容を話す時にすごく大切になってくる。
■言い回しは相手を理解する事から始まる
言い回しとは内容を伝える順番を考えるという事だと僕は思っている。
特に相手にマイナスな事を伝える場では、この言い回しによって伝わり方が180度変わってしまう可能性があり
先程の相手のフィールドで話す方法も駆使しながら伝えないといけない。
相手の性格や状況、問題点などによって伝え方は様々だが
基本的にマイナスな事を話す時は、相手のプラスの事から話し始めると良かったりする。
例えば、整理整頓ができない事を注意したい相手がいるとする。
直球に「整理整頓できないとだめだよ!」と言っただけでは「なんか言ってる・・・」と思われるだけで
相手の心には刺さっていないだろう。
それを、「○○さんはココが出来ていて人よりもすごいのに、整理整頓が苦手なだけで評価が下がるなんて勿体ない」といった感じでまずは相手を理解する事から始める。
怒られている時に「それ以上にアレもコレもしているのに、なんでそこは見てくれなくてココだけ注意されるの?」と
普段頑張っている部分には目を向けてもらえない事にもどかしさを感じた経験は無いだろうか?
見てくれている人に対しては期待に応えたいと思うのが人間の心理。
「あなたの事をしっかりと見ている・理解している」という事が伝われば
注意された事に対しても改善していこうという気持ちになる。
■相手を理解する気持ちがあるかないか
結局、相手の事を考えて話せば自然と言葉も選ぶし、伝えるタイミングや場所、伝える順番についても気を付ける。
普段から、その配慮が欠けているから伝わらないのだ。
「伝え方」や「言い回し」は相手の気持ちに立ってこそ効果を発揮する。
どんな人に対しても、上辺だけの言葉では心に刺さらない。
日常生活の中でいつもそうした部分に気を配っていれば、
あなたの言った事を受け止めてくれる人が自然と増えていくと思う。