
1年も半分が過ぎて秋に差し掛かる季節になると年末が近く感じる。
「今年もあっという間だったな・・・」
そんな感覚になっている人は少なくないと思う。
それは年を取れば取るほど1年の感じ方が早くなる。
30代40代50代と世の中を経験していくとその分時間の感覚が短くなってしまうのだ。
その大きな原因と言われているのが「感動」が無くなってしまうからだという。
年齢を重ねれば当然新しい経験が少なくなってくる。
子供の頃は新鮮に感じていた事も大人になると当たり前になっている事が多いから
普段なにげなく過ごしている日常の中でも、
意識して見ている感覚が無くなり、無意識にたくさんの事をスルーしてしまっている為
意識的に行動する時間が圧倒的に少なくなる事によって時間間隔が短くなるという現象が起こる。
この症状が近年若い世代でも起こりやすくなっているそうだ。
今回はその原因と対策について考えていきたいと思う。
■年を重ねなくても時間が早く感じてしまう時代
10代20代であっても「時間がたつのが早い」と感じる人が増えた。
昔と比べて今の10代20代はそういった感覚に陥りやすくなっているという。
じゃあ昔と今と何が違っているのかというと「スマホ」を持っているかいないかである。
なぜスマホが時間間隔に影響を及ぼしているのかというと
日常的に使用できるデバイスを手に入れた事によって作業スピードが速くなったが
いつでもどこでも使用できるという利点が仕事とプライベートの時間を曖昧にしてしまい
常に何かに追われているような感覚になってしまっているのだという。
そうしてスピーディーに物事を処理してテンポが上がっていく事によって
時間の流れが昔に比べて早く感じてしまうのだ。
便利になるという事はデメリットを生む可能性もあり
時間間隔が早くなるという現象は現代の病気と言ってもいいかもしれない。
■感動不足とスマホの使い方を改善
このような時間間隔を出来るだけ長くする方法は
やはり「感動」経験を積み重ねていく事が重要になってくる。
毎日何気なく生きているだけだと、現状何も変わらずに時間だけが早くなってしまうのだから
常に新しい事にチャレンジしようといろんな事に目を向けていくだけで時間間隔は長くなり
有意義な時間を過ごす事が出来るようになる。
実際、60歳の人で積極的に新しい経験をしようと心がけている人とそうでない人を比べてみると
20年後生きている確率が2倍も違いがあるそうだ。
また、スマホの利用方法に関してもなんでもかんでもスマホを活用するのではなく
アナログと取り入れた生活に切り替えた方が良い。
例えば、本を読む時は電子書籍ではなく文庫本で読むなど工夫するだけで
同じ量読んだとしても、時間間隔は長くなるのだという。
新しい事にチャレンジする。
デジタルとアナログを使い分ける。
この2つが時間間隔を長くして有意義な時間を過ごす有効的な方法なのだ。