
あなたは歌がヘタな人を見てなんて思うだろうか?運動音痴な人を見てどう思うだろうか?
おそらく「歌がヘタな人だな」「運動が出来ない人なんだな」と思うだろう。
じゃあスピーチがヘタな人を見てあなたはなんて思うだろうか?
なぜかスピーチが出来ない人を見た時に人は
「この人は仕事が出来ない人なんだな」
と判断されてしまう。
単純に「スピーチがヘタは人なんだな」とはならないのだ。
実はスピーチ力の有り無しが仕事が出来る出来ないを決めている。
逆に言うと、仕事がそこまで出来なくてもうまく話せるだけで仕事が出来るように思われるようになる。
上手く話せるだけで人生が大きく変わってしまうのだ。
■スピーチは学校で教わらない
日本人のほとんどが人前で話す事が苦手だと思っている。
今まで「人前でたくさん話したい!」と言っている人に出会った事が無い。
多くの人は人前に出ると緊張してしまってストレスを感じてしまう人がほとんどで
出来ればスピーチなんてしたくないから避けて通れるなら通りたい。
でも、そんな数少ないスピーチの場でたった一回失敗をしてしまうだけで仕事が出来ないレッテルを貼られてしまう。
誰もがその事が分かっていて、重要だと知っているのにも関わらず苦手なままにしている。
その原因は日本の学校教育に問題がある。
生まれてから話し方の勉強をせずに20年30年40年と月日を積み重ねていく毎に
その人独自の話し方の癖がついてくる。
学校教育で正しい話し方を勉強していれば、
社会に出る前に正しいスピーチの方法を身につける事ができるのに
誰にも教えられず独学とまでも言えないような状態で、
なんとなく自分のセンスだけでいきなり壇上に立たされるのだ。
だから日本人は人前で話す事を苦手と感じている人が多い。
スピーチに関して費やしてきた時間が数時間にも満たない環境だったのだから
仕方がないとしか言えない状況なのだ。
■上手く話せるだけで人生が変わる
社会に出ると人前で自己紹介をしたり、プレゼンをしたり、役職者になると毎日と言っていいほど
部下の前でモチベーションを上げるため叱咤激励する人もいるだろう。
社長ともなれば言葉一つ、話し方一つで社員が辞める辞めないといった問題にも繋がる。
社会に出て仕事をし続けるほどにスピーチ力の重要性に気付いていくのだ。
でも、長年培ってきた話し方の癖はいきなり修正しようとしても時間がかかるし難しい。
それ以上に日常の業務に追われて話し方が大切な事に気付きながらも
見て見ぬふりをしている人がほとんどだろう。
でも逆にそれだけ上手く出来る人は少ないということ。
そんな環境の中だからこそ、人よりもほんの少しだけでも上手く話せる状態になれば
その人の印象がガラっと変わる可能性を秘めているのだ。
以前センスについて記事を書いた事があるが、センスの良し悪しを決めているのは
どれだけ大量の情報をインプットできるか、どれだけその分野に時間を費やしてきたかで決まる。
スピーチに関してもセンスを良くする為には時間をかけて情報をインプットするしかない。
今からでも話し方について多くの情報を集めて練習できるかで、これからの人生が大きく変わる。
人生を変えるほどの力を持っていて、確実に必要な能力であるスピーチについて
一度は真剣に向き合ってみる必要がある。
そしてそれを始めるタイミングは出来るだけ早い方がいい。
だから、この記事を見て少しでも必要だと感じた人は行動に移してみてほしい。