
年の初めに長期的な目標を立てて心機一転頑張ろうとやる気を出す人は多いが
実際にそれを達成できる人は少ない。
それは具体的な目標を立てるだけ立てて、
どのように達成するかのプロセスを具体的に立てない人が多いからだ。
長期的な目標を達成する為には目標を曖昧にして
目標を達成する為に必要なプロセスを具体的に決めなければならない。
多くの人がその間違いに気付かず
毎年達成できない同じ目標を立てて満足してしまい
来年に持ち越して、また同じ目標を立てては達成できない負の連鎖に陥ってしまっている。
今回はそんな状況から脱却する為に必要な
長期的な目標を達成する為の目標の立て方と
短期的な目標を達成する為の目標の立て方について詳しく説明していきたいと思う。
■曖昧な目標の利点
目標を具体的に決めるよりも曖昧にした方がモチベーションを維持しやすくなる。
例えば「ブログを毎日1記事必ず投稿する」という目標設定をした時に
体調が悪かったり、急な仕事や飲み会が入ったり、
不測の事態が起きた時に月に1回や2回出来ない日があったとしたら
早い段階で目標が達成出来ない現実に直面しモチベーションが一気に下がってしまう。
そんな苛酷で具体的な目標を立てるよりも
「ブログを月に10~20記事投稿する」と設定すれば
体調が悪い時やいそがしい時は投稿しなくてもいいし
余裕があれば設定以上の投稿をしてもかまわない。
この範囲の中で調整出来れば続けやすくなって
結果的にモチベーションを保ちやすくなる。
長期的な目標を達成する為には、このように曖昧な設定にして
モチベーションを維持する工夫をしなければならない。
■具体的な目標の利点
具体的な目標を立てると行動しやすくなるというメリットはあるが
長期的な目標達成には向かない。
つまり、直近で短いスパンで達成しなければならない事に関しては
しっかりとした数字や期間を設定して毎日のタスクまで
徹底的に管理出来る計画を立てる必要がある。
これは1週間や1カ月くらいの期間でこそ効果を発揮出来るのであって
半年や1年という長期的な目標には向かない。
誰でも夢や理想はあって、新年は始まると前の年と状況は大きく変わっていないのにも関わらず
気持ちだけが大きくなって無茶な目標を立てる傾向にある。
大きく短期的に成果を出さなければならない事に関しては具体的な目標設定
長期的に成果を出さなければならない事に関しては曖昧な目標設定
この2種類の目標設定を使い分けるだけで達成率が大きく変わる。