
会社で役職が上がって部下を持つ立場になると
どうしても部下を叱らなければならない時がある。
上司の立場としては、叱らなくて済むのであれば
部下と良い関係を保つ為にも出来る事なら叱りたくないと思うだろう。
でも、部下に対して優しい言葉ばかりかけてもいられない。
しっかりと愛を持って成長してほしいからこそ、叱らなければならない場面は必ず訪れるもの。
その時に叱り方を間違えてしまうと部下に分かってもらえないどころか
上司であるあなたの信頼も失ってしまう可能性がある。
部下との信頼関係を保ちながら、叱る事でモチベーションを上げる方法が
あればいいなと思ったことはないだろうか。
今回はそんな悩みを解決する方法について話していきたいと思う。
■部下の良い部分を織り交ぜて叱る
部下を叱る時に気を付けなければならない事は
単純にダメなところをダメだと直接的に言わない事だ。
必ず部下の良い所を承認する言葉を交えながら叱らなければならない。
例えば、部下が中途半端な仕事をしてサボっている場合
「お前なにサボってんだ!中途半端な仕事してるんじゃない!早く仕事しろ!」
こんな叱り方をしている人がたくさんいる。あなたの周りにもこんな上司は一人はいるだろう。
じゃあモチベーションの上がる叱り方はどのようにすればいいのかというと
「お前なにサボってんだ!中途半端な仕事してるんじゃない!
お前をリーダーにしたのはお前が皆から一番信頼されてるからだ!自分の影響力を甘く見るな!」
このように、叱る+部下の良い所を同時に伝える。
そうすると部下は信頼を裏切る行動をした罪悪感を感じると同時に
仕事に対してさらにやる気を持って行動しようという気持ちになる。
相手の事を認める言葉にはそれだけの力があるのだ。
■部下とのコミュニケーションを大切にしなければならない
部下を叱る時のポイントは分かったと思うが、一つ注意しなければならない事がある。
それは、普段から部下とのコミュニケーションをとっていないと効果が無いという事だ。
「いつも皆の話を聴いてくれてありがとう!」
「お前がいてくれるからチームワークが一つになって皆頑張ってくれているよ」
そんな言葉をいつもかけられるくらい部下の事を見ていないと
いざ叱った時に良い言葉を言ったとしてもなんの説得力も無い。
叱られる方も、普段から見てくれていない上司から上辺だけの言葉で褒められても
嬉しくともなんとも思わないのだ。
部下との信頼関係を保ちながらモチベーションを上げる叱り方を実践する為には
普段からコミュニケーションをとる努力を怠ってはならない。
言葉の重みは一日にして作る事なんて出来ない。
毎日積み重ねてこそ言葉に重みが出るようになるのだ。
部下とのコミュニケーションや叱り方に悩んでいる人がいたら
まず最初に部下をよく見て褒める事から始めてみることをおすすめする。
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