
人が集中力を向けられる対象の数はそれほど多くない。
でも、スマホが普及して電車に乗っていても、ご飯中でも、トイレでも
場所や時間を選ばず常にいろんな情報を得る事が出来る時代となり
テレビを見ながら、ご飯を食べながら、友達と会話をしながら
様々な場面でマルチタスク状態が続いているのが現状。
毎日の中で「あえて何もしない時間を作る」なんて行動をわざわざとっている人は少ないかもしれないが
実はそのリラックスタイムを上手く取り入れて集中状態を作る事が成功の鍵なのだ。
なぜ何もしない時間が成功に繋がるのか?
具体的に何もしない時間を作る事によってどんな効果があるのか?
について詳しく説明していきたいと思う。
■意識してメリハリをつけないといけない時代
冒頭でも説明したが、スマホの普及によって僕たちの生活は大きく変わった。
ワイファイ環境が整ってきて、いつでもどんな場所でも
インターネットで世界中とネットワークを結ぶ事が出来る環境にあったり
アプリが充実してゲームや便利なツールを使ってケータイの画面とにらめっこしている人ばかり。
それによって人間は便利な生活を手に入れた代わりに
常に脳を働かせている状態を作ってしまっている。
つまり、仕事中は業務に脳を働かせて、休憩中もスマホに脳を働かせている。
一日のうち寝る時以外ほとんど脳を使っている状態になっている。
当然、人間が集中できる時間は限られていて
あえて何もしない状態を作らないと本当に集中した場面で集中できなくなってしまっている。
また、常に脳を使っている事によって毎日の生産性は確実に下がっていると思った方がいい。
だから何もしない状態、リラックスしている状態をどれだけ積極的に作っていく事が出来るのか
というのが今回の鍵になってくる。
■最初から何もしない時間をスケジュールに入れる
なにもしない時間を作る為に、よくしてしまいがちな行動が
集中して仕事を早く終わらせてた後に、何もしないリラックスタイムを入れてこうと思う人が多いのだが
実際その方法をしてしまうと仕事が終わらなくて延長してしまい
結局リラックスタイムを作る事が出来なかったという事になりかねない。
じゃあどうすればいいのかというと
最初から何もしない時間をスケジュールに入れてしまえばいいのだ。
そうすると、いそがしいスケジュールの人でもそのタスクを達成する為に
集中して仕事を終わらせようと考えて行動するようになる。
また、その何もしない時間がある事によって脳を休憩させる事が出来て
その後の仕事を集中力を保ったまま効率よく仕事が出来るようになり、
結果的に生産性がアップするようになる。
こうした集中と休憩は表裏一体の関係を保っていて
仕事が出来る人ほど、このバランスが上手いとも言われている。
■何もしない時間にする行動
何もしない時間だから何もしてはいけないという訳ではない。
何もしない=集中するような行動はしないという事。
だから、スマホは集中していないと思っている人もいるかもしれないが
実際なにか検索したりゲームをするという行為は意外と頭を使って集中してしまっている。
ゴロゴロしたり、瞑想したり、動物と戯れたり、気を使わない誰かと楽しく会話したり
スマホを見ていたとしても、リラックス出来て集中しない環境であれば何でもいいのだ。
ただ、ここで一つ気を付けなければならない事が
不安や心配事があると、それに気を取られてマルチタスク状態に陥ってしまう。
集中する環境を手に入れる為には、不安や心配事を無くさなければならない。
不安や心配事を無くすのはなかなか難しいのだが
瞑想をして心を穏やかにさせたり、ネガティブな感情を毎日書き出していくだけでも、
そうした感情をコントロールしやすくなると言われている。
それでも不安感情を抑えられない人は
自分よりも不幸な人の文献や記事、小説や映画などに触れることをおすすめする。
なぜかというと、今の自分よりも不幸な環境の人を見ると人間は安心する生き物であり
ネガティブな感情を抱えている人に対して自分とを比較する為
まだ自分は恵まれた環境にいるという事を再認識出来るのだ。
こうした、様々な方法を使って不安感情を抑えていくと何もしない行動をしやすくなる。
何もしない行動を習慣的に作る事が出来れば、人は集中すべき時に集中しやすくなり
いつも以上のパフォーマンスを発揮する事に繋がる。
このメリハリが成功の鍵となり、幸せな人生を送る為に重要な要素となるのだ。