
我慢するとストレスが溜まると考える人は多いかもしれない。
我慢という言葉自体がネガティブワードとして捉えられがちだが
実際はそうではない事に気付くと逆にストレスから逃れる事が出来るようになる。
我慢には2つの特性がある。
それは「未来に繋がる我慢」と「未来を壊す我慢」だ。
未来に繋がる我慢を行っている人は
収入やメンタルが安定していて、仕事もプライベートもうまくいっている。
未来を壊す我慢をしてしまっている人は
ストレスで心が病んでしまい、仕事もプライベートもうまくいかない。
どちらの我慢を選択するのかは自由だが
知らず知らずのうちに未来を壊す我慢を選択してしまう人達が圧倒的に多い。
日本は特にその傾向があり、社会の仕組み全体が
そうした我慢からストレスを抱えやすくなる構造になっている。
■未来を壊す我慢
毎日満員電車に揺られながら会社に通勤していたり
誰かの悪口を聴く環境を我慢していたり
日常生活の中でもストレスを感じやすく
継続的にその環境に身をおかなければならない状況はある。
そうした環境は我慢すればする程
自らの気力をすり減らして心が病んでいく方向へ進んでいく。
未来を壊す我慢は、日々ストレスが蓄積していき
最終的にはどこにも行き場がなくなる事で
鬱になってしまったり、身体が限界を超えて病気になるなど
報われない我慢をしてしまうことだ。
これは当たり前に周りの人達もしていることだと思うし
「多くの人がしているのだから自分もやらなければならない」と
偏った考え方を持つ環境が整ってしまっているが為に
未来を壊す我慢が当たり前になっているのだ。
■未来に繋がる我慢
未来を壊す我慢とは逆に最終的には
報われる可能性がある我慢をすることが未来に繋がる我慢である。
毎日20分のランニングをかかさなければ理想の体型に近づける
プログラミングを学んで独立を目指す
毎日ユーチューブを投稿して登録者数を増やす
こうした努力には必ず我慢と共にストレスを感じるものだ。
でも、エンドレスに蓄積していく我慢とは異なり
達成したい未来、実現したい理想を目指して我慢している事で
いつか報われる可能性があるこれらの我慢は
報われない我慢に比べるとストレスの質が大きく異なってくる。
最終的に努力によって理想の自分に近づけるのであれば
そこまでのストレスは時間が経てば経つほど軽減していく。
このように自らをすり減らしていく我慢に力を注ぐよりも
未来に繋がる我慢に力を注ぐ事がストレスから逃れる方法の一つとなるのだ。