
『芸術が日常に溢れている環境を創りたい』
そんな想いで現在多くの画家の方々と共に活動しています。
芸術を日常に溢れる環境を創らなけらばならない背景として
「日本は芸術への関心があまり無い」
「画家という職業の地位が低い」
という現実がある。
「画家」という職業が当たり前の世の中にする為には
根本的に国民全体の芸術に対する関心から高めていく活動をしなければなりません。
その途方もないビジョンを掲げて会社を設立しました。
■芸術を広める会社を設立
ObeOlys & co(オーブオリースアンドカンパニー)を2017年に設立。
もともと芸術関係の仕事をしていたわけでは無く
人脈も知識も経験もなかった為、本当に0(ゼロ)からのスタートでした。
最初は芸術の勉強から始めて、
画家の方々が集まるコミュニティに飛び入り参加したり
ギャラリーやアートショップに足を運んでは
そこのオーナーやスタッフの方と何時間も話を聞いたり
とにかく情報を集めることから始めました。
その時に出会った画家や起業家の方々がいるからこそ
今こうして活動出来ていると思っています。
■ロココロで芸術を普及
具体的にどんな活動をしているのかというと
「ロココロ」という絵画インテリアを販売しています。
大きさは縦14㎝×横14㎝×幅2.4㎝の正方形。
壁掛けはもちろん、そのままテーブルに置くだけで気軽に簡単に飾る事ができます。
数十名の画家や数百種類の絵画から選ぶ事ができ
絵を飾る習慣が無い日本でも、飾りやすさを重視して作成しました。
値段は一般的なアートパネルの半分くらいに価格を設定。
・芸術=高級品、富裕層のもの
・絵画=贅沢品
そんなイメージを変えたいと思い、画家の方々に「芸術の普及」の一環として協力して頂いています。
当然、芸術家支援も兼ねているので
購入していただければ画家の方にもコミッションを支払う仕組みになっています。
材料費やコミッション代、その他諸経費を考えるとほとんど利益は残らないのですが
需要のないところに需要を作ろうとしている為、ほとんどボランティアに近い形で運営。
それでも、芸術を日常的に取り入れる為には
ロココロ以外のアート活動も含めて、いろんな形で一般の方々に
「芸術の良さ」を知ってもらう必要があります。
今後イベントや店舗を通して芸術に触れる機会を取り入れる仕組みを構築して
芸術の普及活動の範囲を伸ばしていく予定です。
ロココロについて詳しくはコチラの記事をご覧ください⇒https://obeolysblog.com/interior-rococoro
■心の中では芸術の必要性に気付いている
「なぜ日本では芸術の関心が薄いの?」と疑問の声がたくさんいただきますが
もともとの文化の影響が大きい。
絵を飾る習慣や芸術を楽しむ教育が幼い頃から当たり前の海外とは違って
日本では習慣も教育もほとんど無い状態で育つ環境になっている。
でも、日本人も「芸術の必要性」は心の中では気付いていると思います。
・おしゃれなデザインの家具や雑貨
・何度も見てしまうような心に残る写真や絵画
・WEBデザイナーが手掛けるホームページのおしゃれなデザイン
・世界で躍進する経営者のほとんどがアートを学んでいる現実
・AI(人工知能)の時代だからこその芸術的センスの重要性
様々な場面で「芸術」が人の心を動かし、世界を動かしている。
ただ、その教育を受けてきていない人が多いから
どう手を出していいか分からないだけで
本当はみんなしっかりとした基準で良し悪しを判断したいと感じている。
■画家が創る未来
2045年にはAI(人工知能)が人間を超えると言われていて
機械が人の仕事を奪っていくようになる。
そうなると「機械が出来る仕事」と「本当に人間にしか出来ない仕事」に二分化され
就職できない人も増加してしまうのではないだろうか?
もしくは、機会が働く事で生産性が上がり国力が上がると
人が働かなくても生きていけるような仕組みが出来るかもしれない。
これからはAIをどこよりも上手く活用出来た国が世界の先頭に立っていく時代になる。
そうなった時に「人間にしか出来ない仕事」とはなんだろう?」
と考えて厳選していく中で、人間的な感性で創られた物の価値が上がると共に
「芸術家」や「画家」という職業の地位も上がっていくと考えられる。
需要が増えるといろんな形で仕事も増えていき
その中でも独自の感性や技術を持っている人が評価されるようになる。
日本は経済的には先進国でも、芸術においてはまだまだ発展途上国。
世界の流れに取り残されない為にも
今の段階から芸術を学ぶ環境を整えていかなければならない。
芸術家や画家がこれからの時代の文化を創っていくのだと僕は思う。