
織田信長と聞いて日本人なら知らない人はいないだろう。
信長が行ってきた改革を現代の視点からみてみると感心させられる事が多い。
まず有名なのが日本で最も有効的に鉄砲と使ったことである。
戦略がピックアップされているが、そもそも鉄砲の1挺が今の金額で2000万円。
それを200挺購入したというから驚きだ。
単純計算で40億円もの金額を投資している。
今の時代に新しいシステムを導入すると考えた時に
40億円投資しようと思うと、その資金力があったとしても
相当な決断力が必要になるだろう。
それを、時代の先を見据えてその金額を払ってでも価値があると判断した。
まさに、今まで槍や刀での戦いに「鉄砲」という革命を起こしたのである。
■信長の政策
信長はその他にもいろんな政策を打ち出していく。
そのどれも意味があり、当時彼がなにを想ってそういうルールを作ったかは分からないが
「日本を良くしたい」「過ごしやすい生活を実現させたい」
そんな想いがあったのではないかと思えてならない。
楽市楽座によって、城下町の人々は自由に商売ができるようになり
兵農分離によって、農民と兵士を分けて今でいうゼネラリストではなくスペシャリストを重要視した
実力主義による役割分担(豊臣秀吉が良い例だろう)
どんな身分であってもチャンスがある世の中にしたのは信長だ。
今まで生まれによって人生が決まっていた環境からは一変し、
関所を撤廃したり流通のお金の流れを良くすることで資金を得る事にも成功。
日本という大きな企業をカリスマ的な主導力によって引っ張っていった。
劣悪非道な印象を持っている人も多いかもしれないが
行ってきた政策は全て人の為になるものばかり。
それが最終的に自分の利益として返ってくるように仕組化されている部分も
現代の経営という観点で置き換えた時に勉強になる事ばかりだ。
■人を動かす
人を動かす時、信用される時に必要な事は「自己重要度」である。
自分にとってその人がどれだけ重要な情報を持っているか。与えてくれるかが大事なのだ。
おそらく、農民や兵士など国民のほとんどが信長の政策に満足をして
信長がトップにいる事で、信長についていこうと思う人たちがたくさんいたからこそ
これだけの業績を残す事ができ、それが実績として現代に語り継がれている。
何かを変える時は、必ず不満や不安、反発が付きものだ。
それを跳ね除け自分が思い描いている未来を現実のものにする為に
行動していく姿はまさに革命家。
自分の人生に少しでも参考にしていきたいですね。