
お金の価値観は人それぞれ違っていて
年収や様々な状況によって変化するようになっている。
人はお金が絡むと不思議と正しい判断が出来なくなってしまう。
通常であれば大切にしなければならない人間関係や倫理的な判断をしなければならない時に
お金が少しでも関わると迷いが生じて、お金を選択してしまう事があるという事だ。
そうした様々な状況になったとしても
お金を有効的に使ったり、正しい判断によって事で得する為には
一度自分の考え方を整理してみると判断基準が定まり
お金を使うべき時、使うタイミングの良し悪し、方法に気付く事が出来る。
今回はそんなお金の価値観について話していきたいと思う。
■お金を手に入れたら幸せになれるのか?
多くの人はお金が欲しいと強く思っていて、お金があれば幸せになれると信じている。
実際に年収が増えれば増えるほど幸福度が上がっているのだが、
年収800万円を超えてから幸せなお金持ちと不幸せなお金持ちに分かれてしまう。
その違いは何かと言うと「人間関係」がもたらす幸福度の違いが原因となる。
なぜか人はお金が手に入れば入る程、孤独を愛するようになり
1人の時間が欲しくなってしまう人が多くなる事が統計的に分かっている。
そうなると、お金以上に幸福度を与えてくれる人間関係が疎かになってしまうから
お金がたくさんあっても幸せを感じられなくなってしまうのだ。
逆にお金をたくさん手に入れながら、人間関係を同時並行で構築もしくは維持するように
心がけていると幸福度も上げていく事が出来るようになる。
こうした心理的要因によってお金を損したり、判断基準を誤ってしまったする事によって
自分が気付かずに見えないところでマイナスな行動をしてしまっている為
それを知るだけでも人生が好転していくという事をまず知ってほしい。
■価格に合わせて判断を誤る
人がお金の判断基準を誤ってしまうケースとして多くの人がしてしまう事が
価格に合わせて基準が曖昧になり損してしまうのだ。
どういう事かと言うと、すぐ隣の自転車屋さんで自転車を買うと10000円で
10分歩いた先の自転車屋さんで自転車を買うと9000円で購入できるとする。
この状況だと、10分歩いた先の自転車屋さんで購入したいと思うだろう。
これを自動車に置き換えた時に、すぐ隣の自動車屋さんで自動車を買うと3010000円で
10分歩いた先の自動車屋さんで自動車を買うと3009000で購入できるとなると
すぐ隣の自動車屋さんで購入するという人が格段に増える。
同じ条件で1000円の差が生まれているのにも関わらず
高価格な物になると人は判断基準が甘くなる傾向があるのだ。
なのでオプションで数万円と言う金額でも払いやすくなるし、端数にも無頓着になってしまう。
■場所や環境を使い分ける
家でお酒を飲む時は一杯100円、200円程度でそれ以上の金額になると抵抗を感じるのに対して
一旦外に出てしまえば一杯500円以上のカクテルやウイスキーなどが普通の感覚になる。
つまり、人は使っていい金額をシチュエーションによって使い分けている。
旅行に行った時は気が大きくなるから無駄に普段買わない物を買ってしまったり
季節で言うと夏は全体的にお金を使いやすい時期だという事も分かっている。
こうしたどの時期、どのタイミングでお金を使ってしまうのか
いつ意思決定の判断基準が甘くなってしまうのかという事は頭のどこかで認識していなければならない。
こうした人間の性質やお金を使ってしまう原因を知っていれば
無駄なお金を使わないように意識するようになりトータルで見た時に大きく節約出来るようになる。
ついついお金を使ってしまうっていつも溜まらないという人は参考にしてみてください。