
仕事をしている人にとって精神的疲労感はストレスと同じくらいメンタルに影響を与えている。
毎日100%の力で働きたいのに精神的疲労感が抜けなくて
やる気が起きなくなったり、頭の回転が遅くなって効率良く行動出来なくなるなど
自分自身にとっても会社にとっても生産性が下がる原因となる。
でも、周りの人達に目を向けているといつもしんどそうにしている人もいれば
パワフルに行動している人もいる事に気付く。
「なぜあの人はいつも元気に仕事出来るんだろう?」
そんな疑問を抱いた事はないだろうか。
実は、いつも元気に働いている人は特別他の人より体力がある訳でも疲労感を感じない訳でもない。
自分自身をコントロールする力である自制心を鍛えているから精神的疲労感を感じにくくなっているのだ。
じゃあ自制心を鍛える為にはどうすればいいのか。
それによってどんな良い事が起こるのかについて説明していきたいと思う。
■自制心(セルフコントロール)を鍛える方法
自制心を鍛える方法として最も有効だと言われている方法は「瞑想」だという事が分かっている。
瞑想というと少しスピリチュアルなイメージを持っている人も多いかもしれないが
実際、瞑想を継続する事で脳の形が変わり(前頭葉が大きくなる)、自制心の機能がアップするのだ。
瞑想の方法は様々で、自分に合った方法があるのだがとにかく継続出来なければ意味が無い為
最初は5分でもいいから時間を見つけて毎日する事が大切になってくる。
瞑想をする習慣が出来て慣れてくれば15分とか30分といった形で時間を増やしていけばいい。
方法は簡単で、静かな場所で姿勢を正して座り心地の良いソファや椅子、地面に座って
ゆっくり呼吸をするだけ。その間目を閉じても開けていてもどちらでも大丈夫だが
目を開けている場合は2~3メートル先の1点を集中して見ればいい。
あくまで呼吸に意識を集中させるようにコントロールする。
それを最低でも8週間続けると脳の形が変わると言われている。
■ネガティブなループからの脱却
精神的疲労感が溜まると誘惑に負けやすくなる傾向がある。
疲れた身体にご褒美を上げようと、普段我慢している甘いものを食べてしまったり
お酒をたくさん飲んでしまう経験をした人は少なくないと思う。
こうした普段我慢している事をメンタルが弱くなった時についやってしまう行動は後悔に繋がり
自分を否定する事で余計に精神的疲労が溜まり、それが原因でまた我慢している事に手を出してしまう。
そんなネガティブなループにはまってしまう人はたくさんいる。
そんなネガティブなループを脱却する為に、
自制心を高める事によって精神的疲労感が溜まりにくくしてしまえば
そもそも誘惑に負けてしまう事が少なくなる。
精神的疲労感を感じにくくなれば、毎日の仕事をパワフルに行う事が出来て
生産性も上がり会社からの評価もアップする。
瞑想をして自制心を高めると人生の歯車が噛み合い
今までうまくいかなかった多くの問題を解決する事に繋がるのだ。
未来を変える為には習慣を変えなければならない。
その習慣の一つに瞑想を取り入れる事はかなりの効果が期待できるだろう。