
自分の周りの人を思い浮かべた時に
ずる賢く生きている人が得をしていて
正直に生きている自分は損をしているんじゃないか・・・
そんな事を考えた事はありませんか?
同じことをしていていも、自分に有利な方向に進むように
嘘をついている人の方が評価が高かったり
ほんの少しのニュアンスでも、正直に話している自分の評価や印象は
思っている以上に悪いのではないかと日々過ごしながら感じてしまう。
この感情は普段から正直者でいる人ほど考えた事があると思う。
本当に嘘つきは正直者よりも得した人生を送っているのだろうか。
嘘つきが得をしているのであれば、嘘つきになった方がいいのだろうか。
実際、嘘つきと正直者はどちらが得をするのかについて考察していきたいと思う。
■短期的な付き合いの人に効果的な嘘
嘘をつく人は相手に自分を魅力的に見せる事に長けている。
嘘をつけるという事は、それだけ頭の回転が速く
つじつまが合うように言葉のチョイスや道筋を瞬時に組み立てられるという事。
自分を魅力的に見せるトーク力があり饒舌である為
相手からは信頼を得やすく、頼りがいのある人という印象を得やすいだろう。
だが、これが長期的な人付き合いになると見方が変わってくる。
どれだけ頭が良い人でも瞬時についた嘘には
どこかでつじつまが合わなくなったり、小さな嘘がバレてしまったりと必ず綻びが出てくる。
そうなると2年、3年と一緒にいる人からは
「あの人は嘘をつく人」というレッテルを貼られてしまい
完全に信頼を得る事は難しくなってくる。
頭が良いからいざと言う時には頼りにされるのだが
深く信頼関係を築こうと思われる事は少ないだろう。
■年収が高くなる傾向がある正直者
正直者は短期的に見ると嘘とつく人と比べて評価が高くなる速度は遅い。
ミスをしてしまったり、ミスじゃなくても仕事が遅かったりした時に
現状をありのままに伝える正直者は、取り繕う事をしないから良い印象を与えにくい。
その分、嘘によって相手からの信頼を失うというマイナスポイントが無く
最終的には正直者で信頼できる人というポジションを獲得できるが
それを周りに認知させるのには、やはり時間がかかってしまう。
それでも、上司は部下に役職を与えたり責任ある仕事を任せる時には
信頼を置ける人に任せたいと思うもの。
結果として年収は嘘つきに比べると高くなる傾向があり
仕事をしていてもストレスが少ない状態になりやすい。
短期的に付き合うのであれば話し上手な嘘つきが評価されやすいが
長期的に付き合うのであれば正直者で信頼される人が評価される。
今、正直者で損をしていると感じている人も長期的なビジョンで考えると
最終的には確実なポジションを獲得できる事を想像して仕事をしていくと
不公平や不満を感じにくくなるのではないでしょうか。