
利益の割合を計算していくと必ず80対20という法則が出てくる。
よくある話で
全商品の2割が全体の8割の売上を生み出している。
全社員の2割が全体の8割の売上を生み出している。
これからも分かるように2割がかなりの力を持っているのだ。
少人数の企業は全員が100%以上の力を発揮しないと倒産してしまう為
この法則はあてはまらないのだが、
大企業のように従業員が触れれば増えるほど、顕著に数字に表れるのだという。
例えば、全従業員の8割は一生懸命働いているが、2割は必ずサボる人が出てきたりする。
この法則になるように世の中の流れが決まっているかのように感じてしまう。
その話の中で本当かどうかは分からないが、先日面白い話を聞いた。
■遊びが大切
ある会社のルールで就業時間の2割は自由に自分の好きな時間に没頭していいという会社がある。
10時間働くとしたら、8時間はまじめに仕事をして残りの2時間は自分の興味のある事に
時間をかけるというものだ。
社員からするとこんな良い話はないと思う。
パソコンでひたすらネットサーフィンをする社員がいたり、
自分の趣味の事をやり始める社員もいる
話す事が好きな社員はディスカッションをやったり
その時間を休憩時間に使うのではなくて、なにか自分の好きな分野に使うのだ。
そうすると、そこからいろんなアイデアがどんどん生み出されるのだという。
最終的にその時間から生み出された事が事業化していき、全売上の8割を占めるようになったのだという。
本当にそんな事があるのか?と思ったが、考えてみれば理にかなっている。
■遊び=全力
子供の時からみんなそうだと思うが、遊びとなると時間を忘れて全力でそれに取り組んでいる。
時間も忘れて楽しくてしかたがなかったのを思い出す。
その遊びの時間と言うのはまさにそれの延長線上にある。
会社の就業時間の2割を自分の好きな事に費やすと、普段している仕事よりも一生懸命
時間も忘れて取り組むようになる。
ただ、「これをしている事が面白い」
その純粋な原動力がビジネスになり、一見お金にならなそうな事も
人が集まる環境でそれをする事でアイデアが形になっていく。
一人ではどうしようもない事も、専門家がたくさんいる会社だとすぐに聞くことができ
いろんな思考の人たちが多方面から意見を言う事で相乗効果が生まれるのだ。
最初は自分一人でやっていた好きな事も、周りの人にどんどん質問していくと
人が集まってきて、その日のうちにビジネス化する事もあるのだという。
大人になってからの遊びは、とてつもない力を持っているのかもしれない。
何事も余裕がなく、根をつめて仕事をするより
一歩下がって全体を見る余裕がある方がうまくいくように
仕事も自分の好きな時間を作って心を余裕をあえて作った方が
よりクリエイティブな仕事ができるようになる。
これを実践する事は難しいのかもしれないが
今の環境がそれほど良くないのであれば、思い切ってそんな環境に変えてみると
案外うまくいく会社がたくさんあるのではないだろうか。特に今の日本では・・・