
性格が内向的な人は自分の事をコミュニケーションをとるのが上手くないと思いがちだが
実は外向的な人よりもコミュニケーション能力が高い。
一見に外向的な人は、どんな輪の中にも入る事ができて
初対面であっても物怖じせずに話しかける事が出来るように見える。
「人からどう思われるんだろう」という恐怖が無いから
いろんな人に話しかけて自分の思っている事を言えるのだが
それは相手への配慮が欠けた行動になってしまう可能性がある。
対する内向的な人は、最初から誰かに話しかけたり
初めてのコミュニティに交じって行動する時に
その状況や周りの人達をよく観察する傾向がある。
「どう話しかけたらいいか分からない」という苦手意識が
内向的な性格に見られてしまう原因になっているが
それをうまく克服する事で外交的な人よりも
様々な事に気を配る事が出来るようになるのだ。
■内向的な人はコミュニケーションが下手ではない
コミュニケーションの苦手な人と得意な人の大きな違いは
初期のコミュニケーションをうまく出来るか出来ないかが大きな原因となっている。
喋るのが苦手な人と喋るのが上手い人とを比べた実験があり
その実験によると最初の1、2回はコミュニケーションが苦手な人は
あまりうまく喋る事が出来なかったのだが、
喋る回数が3回を超えてきた段階で、喋るのが上手い人も苦手な人も
あまり変わらないという結果になった。
つまり喋るのが苦手な人は何が問題なのかと言うと
「最初に何を言っていいのかわからない」
「どうやって話を切り出していいのかわからない」
という事が問題なのだ。
なので、自分が内向的だと感じている人は基本的には内向的な性格ではなくて
最初に話を切り出す方法やテクニックを知らないだけという事が分かる。
自分自身コミュニケーション能力が低いとか内向的と思っている人は
この事実を知る事で、まず内向的な性格ではないという事を認識してほしい。
■ファーストコンタクトのテクニック
初対面の人と話す時に行う簡単なテクニックとして
誰でも簡単に出来るのが「挨拶」をする事。
挨拶なんていつもしていると思っているかもしれないが
初対面の人に挨拶をするとなると受け身になってしまう人はたくさんいる。
また、ただ挨拶をするのではなく「相手よりも先に挨拶をする」ことが大切で
こっちから挨拶という先制攻撃を仕掛ける事によって主導権を握る。
そうすると必然的に相手は、挨拶をされたからそれに対して挨拶をし返してくるのだが
この時点で相手は話す体制が整った状態になる。
そこからは「はじめまして」の自己紹介をしてもいいし
初対面の場合は、だいたい「宜しくお願いします」を兼ねた挨拶がほとんどだから
何を喋るのかは事前に決めていればアタフタする必要もなくなる。
それよりも相手より先に挨拶をする事に意味があり
それによってあなたの印象はまったく違った物になる。
第一印象が与える影響は大きく、その時に良い印象を与える事が出来れば
そう簡単に覆る事は無なくて、一般的に人の印象を変えるのには
48時間もその人と接する時間が必要だと言われている。
最初は出来るだけ印象良く思ってもらえるように全力と尽くせばいい。
また、人は返答した後、自分で会話が終わってしまう事を無意識のうちに避ける傾向があり
2回目以降もずっと相手より先に挨拶をするだけで、
自然と相手から話題を持ちかけてくれるようになる。
■内向的な人はコミュニケーション能力が高い
内向的な人だと思っている人は、人の様子を良く見ている傾向がある。
観察力があり、相手の気持ちを察する能力が高い。
そうした能力がもともと備わっている人が、このようなテクニックを身につけていく事で
自然といろんな人と話せるようになるり、コミュニケーションへの苦手意識がなくなる。
最初の壁さえ突破してしまえば何の問題もなくなるのだ。
むしろ、相手の気持ちを察する事が出来る人が誰とでも話せるくらいに
コミュニケーションが得意になれば、人間関係で困る事はなくなり
外向的な人よりも有利だと言えるだろう。
なんでも急に自分を変える事はできないから、少しずつ意識しながら変えていき
昨日よりも今日の自分が一番素敵な自分であるように努力し続ける事が大切。
⇒人生を変えて理想の未来を手に入れる3つの方法について書いた記事はコチラ
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