
自分の事を決断力がある人間だと思っている人は少ない。
それは大きい小さい関係なく決断を迫られた時に少なからず迷いが生じるからだ。
さらに優柔不断な人になると選択するという決断から目を背けてしまう人もいる。
そんな人に共通しているのは、想像するという行動をしていない事がほとんどだ。
■想像して行動する
何かを決断しなければならない場面に遭遇した時
どうしていいか分からなくなってパニックになってしまう人は
その選択をする事でどんな状況になるのかを想像できないのではなくて
そもそも想像しようとしていない。
目の前の状況にだけとらわれてしまって思考を停止してしまう。
優柔不断な人や決断できない人は考えるという行動に移していない。
一呼吸おいてどれを選択すれば最善の結果が得られるのか
それによってどんなリスクが生じる可能性があるのか
真剣に考えれば出てくる答えも、思考を停止していると時間だけが過ぎていき
余計に焦って答えを導き出す事が難しくなっていく。
そんな状況をたくさん見てきた中で、悪循環にはまっていく人たちがたくさんいた。
想像できないのではなくて、しようとしないのだから
まずは「想像する」という行動を選択することから始める事が大切だ。
■起業家の仕事は想像を実現する仕事
事業を始めようとする時、起業家は想像からスタートする。
この事業をする事でどんな人にどんなメリットを提供できるのか。
そのメリットを提供する事でどれだけの利益を見込めるのか。
デメリットはどんなところにあって、今考えているスタイルが本当にベストなのか。
目標を達成する為のプランはどうしたらいいか。
いつどのタイミングでそのプランを実行していけばいいか。
など考えだしたらキリがない。
だが、その想像するという部分をなくしてしまうと必ず失敗する。
まず行動した方が良いという人もいるが
その行動の中には当然この想像するという行動も含まれている。
ある程度のリスクヘッジをしていかないと効率も悪くなるし人も金も動かない。
起業家にとって想像力という能力は最も大切なのかもしれない。
想像するだけではなく、そこから行動に移して実現する事が一番難しいのだが
そもそも想像すら出来なければ、最初の一歩を踏み出す事も出来ない。
どんな状況だったとしても、最善の選択を導き出せるように
様々な場面で先の先まで読む想像力をコントロールする事ができれば
必ず成功への近道になる。
起業家を志すのであれば、普段からいろんな事を想定して想像して行動する事が大切であり
それが最良の未来に繋がる事は間違いないだろう。