
世の中に届けるサービスや商品が決まれば
それを軌道に乗せる仕組みづくりをしなければならない。
商品を作る為に発注先を探し、作成する工程を仕組化していく。
仕組化できれば世の中に配信する仕掛けを作る。
こうしたイメージを現実化していく作業はかなり大変だ。
弊社では置き型絵画インテリア「ロココロ」という商品を販売している。
実際にこうした作業をしていく中で
少しずつ形になっていく過程は楽しみながら出来たし
期待と不安とが入り交じりながら、少しずつ構築する事が出来た。
失敗を繰り返しながらも「ロココロ」を世の中に広める為の準備は
自分の人生の中でも勉強になる事がたくさんあった。
創業して間もない頃は、こうしたイメージと現実とをすり合わせながら
手探りで進めていく人も多いと思う。
実際に行動して重要だと思った事はたくさんあるのだが
その中でも多くの人に共通して必要になるであろう行動についてまとめてみた。
■心に残るコンセプトを決める
会社を作る時に一番最初に決めなければならないのは「コンセプト」だ。
これが無いと会社がどの方向に進んで行くのか曖昧になり
お客様にどんなメリットを届けたらいいのか分からなくなってしまう。
出来る限り短い言葉でインパクトに残るコンセプトでないと
見る人の印象には残らない。
また、他社と差別化ができているのか。
そのサービスや商品を提供する事でどんな問題解決が出来るのか。
経営指針として最も重要になってくるのがこのコンセプトになってくる。
心に残るコンセプトを決める。
これは会社にとって最も重要な要素になる。
■インパクトがあるキラーショットを撮影
キラーショットとは、たった1枚の写真で
会社のコンセプトが伝わるような心に刺さる写真の事だ。
ホームページのメイン画像やチラシなど
ありとあらゆる場面で「会社の顔」として認識してもらう為の重要なツールとなる。
街を歩いていて「なんか見たことあるな」と思った写真はキラーショットとして使用している事が多い。
文字よりも写真として見る方が強く印象に残る傾向があり
人の第一印象は3秒で決まるように、会社の第一印象も3秒で決まる。
そこで、目を引くような画像でなければ
人の心に残るようなインパクトを与える事は不可能なだけに
どんな写真を撮影するのかは真剣に考えなければならない。
実際に僕は会社のキラーショットを撮影する為に
デザイナーズマンションの1室を半日借りて、プロのカメラマンに撮影を依頼した。
とにかく見てくれる人に絵を通して「日常感と非日常感」を感じてもらえるように
誰が見ても「オシャレでキレイ」と思ってもらえるような構図を考えた。
今までにありそうでなかったインテリアとして、他社との差別化も図っている。
画家の方にもお客様にもメリットのある商品を提供したいと思い
出来る限りコンセプトが伝わるようなキラーショットを撮影した。
コンセプトをそのまま写真にするようなイメージになる為
心に残るコンセプトと心に刺さるキラーショットはセットで考えなければならない。
■地道な営業
ある程度現実化出来れば、次はそのツールを使っての地道な営業活動が必要になってくる。
この営業活動にはオンラインとオフラインの2種類があり
オンラインはブログやフェイスブック、インスタグラム、ツイッターなどSNSによる情報発信。
オフラインは実際にある店舗に商品やサービスを利用してもらえるよう営業をする。
その両方からアプローチしていく事が大切。
お金をかければ看板やインターネットで検索した時にトップ表示するなどして
一気に知名度を上げる事も出来るのだが、起業した最初はなるべくお金はかけたくないもの。
出来る限り無料のツールを利用してファンを少しずつ増やしていく事が大切だ。
無料ツールと言っても、その効果はかなり大きい。
SNSは全世界で利用されているし、宣伝方法によっては大きくフォロワーを集める事が出来る。
■成功率を高める
その他にも協力してくれる人をたくさん集める仕組みを考えたり
出来る限り作業量を減らすために自動化できるツールを利用したり
成約率が高くなるようなホームページを作成するなど
成功する為の確率を上げる取り組みは細かく見ていくといくらでもある。
時代や業種によって正解は無い。
時代の流れに逆らわずに身を任せる事が一番の正攻法になってくる。
イメージを現実化して世の中に広めていく取組をしていく中で
失敗と改善を繰り返していく事、諦めずに成功するまで継続する事
これがどんな時代であっても一番大切な取組になってくるだろう。
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