
「幸せになりたい」そう思うのはごく自然な事で
人はみんな幸せになる為に生きていると言ってもいいと思う。
でも「私は今本当に幸せだ」と心から感じている人は少ない。
誰もが不平不満を抱えて過ごしている。
逆に言うと不平不満があるから人は今よりも幸せになりたいと努力するのだが
幸せになりたいと願えば願うほど幸せにはなれないという
現実がある事を知らない人はたくさんいる。
■幸せを願うのは逆効果
引き寄せの法則という言葉を聞いたことがあると思う。
実際に言葉にして心から願う事は実現するという一般的にスピリチュアルな話だ。
でもこの解釈を少し勘違いしている人がたくさんいる。
引き寄せの法則とは言葉にした事が実現する。
この実現するというのは「もう一度その言葉を言いたくなる状況になる」という事だ。
「幸せになりたい」と願え願うほど「幸せになりたい」という言葉を使う状況になる。
それは幸せになれない状態を維持している事と同じであり
幸せになりたい状況から抜け出せなくなってしまうのだ。
本当に幸せになりたいと思うのであれば、幸せになっている自分をイメージして
「幸せだな」と発言することが大切。
意外にも幸せを願うのは逆効果なのだ。
■身近な幸せに感謝
それでも未来をイメージして幸せな気分を味わうのは実際に難しかったり
虚しさを感じてしまう人も少なくない。
そんな時は、今身近にある幸せを感じて感謝すればいい。
家族がいてくれて幸せ
友達がいて幸せ
ご飯がおいしく食べる事が出来て幸せ
健康なことが幸せ
目で見て、匂いを感じて、耳でいろんな音を聞ける事が幸せ
いろんな幸せがある。
普段当たり前と感じている事は、あなた以外の人からしたら特別なことだってある。
病気をしたら美味しくご飯を食べる事も出来ない。
家族がいなくなってしまったら、生きているのが辛いくらい悲しくなる。
友達がいなくなったらつまらない人生になっているかもしれない。
目が見えない、匂いを感じない、耳が聞こえない
どれか一つでも欠けてしまったらとても不自由に感じてしまう。
人は経験しないと当たり前の幸せに気付けない事がたくさんある。
その代わりにイメージする事で気付く事も出来る。
身近な幸せに感謝して、「私は今本当に幸せだな」と思えば
自然に言葉として発する事ができると思う。
■言葉を変えれば心が変わる
身近な幸せに気付く気持ちを持つことが出来れば
全てに幸せを感じられるようになる。
それを言葉にするだけで人生は大きく変わる。
日本には「言霊」という言葉があるように
言葉には魂が宿ると言い伝えられている。
幸せな気持ちを言葉にするだけで、脳が私は幸せなんだと錯覚する。
最初は本当に錯覚なのかもしれないが、継続すれば自然と心からそう思えるようになる。
言葉が変われば心が変わり、心が変われば人生が変わる。
人が幸せになるのに難しい事なんて一つも無いのだ。
■ほんの一時願うだけでは叶わない現実
人はスピリチュアルな話を聞くと、その時はモチベーションが上がり実践するのだが
1週間後には忘れてしまう人ばかり。
ほんの1週間1カ月そこらで何十年と蓄積された自分の心が変わるなんて思ったら大きな間違いだ。
心を変えようと思ったら半年~1年は継続しないと難しいだろう。
本気で心を変えたい。本気で人生を変えたい。幸せな生活を手に入れたい。
そう思うのであれば、幸せな今を心から実感出来るまで継続して初めて実現できる。
ほんの一時願うだけでは叶わないという現実ある事を忘れないでほしい。