
今の人生に満足していない。
今の環境を変えて新しい自分を手に入れたい。
そう思って行動を劇的に変えて成功する人がいる。
でも、成功する確率が高いのは劇的に行動を変えた人よりも
小さな習慣をコツコツ続けて人生を変えた人の方が多いのだ。
新しい事を身につけようとか、習慣化させようとした時に3日坊主になってしまう人は
自分の意志が弱いからとか覚悟が足りなかったからとか
そんな精神論で片付く話では無くて人間が本来持っている性質が大きく関わっている。
その性質を理解して大きな習慣をいきなり始めるのではなく
小さな習慣から始める事によるメリットや具体的な方法について知り
最短で目標を達成できる方法について説明していきたいと思う。
■習慣化する事のメリット
まず習慣化する事によってどんなメリットが生まれるのかというと
「感情を感じなくなる」のだ。
つまり、楽しい事は楽しくなくなってしまうのだが
嫌な事はさほど嫌じゃなくなったり、辛くて苦しい感情もあまり感じにくくなる。
小さな習慣を行う事によって「辛さ」や「苦しさ」という感情をマヒさせると
今までの日常を少しずつ変化させていきやすくなり、
変化の楽しみを上乗せさせていく事ができるようになる。
最初からいろんな事をたくさんしようとしたり、大きな変化で劇的に生活習慣を変えると
脳がそれについていけなくなってしまってパンクしてしまう。
脳の性質として元から大きな変化を避けようとする傾向がある。
現状から何か別の事が付け加えられるとそれだけでストレスを感じるようになり
心と身体がその変化に耐えられなくなってしまうから
自分を変えようと思って行動するけど3日坊主で終わってしまうのだ。
小さな事から始めるとそのストレスも小さくなる為
習慣化させる事に成功すれば、感情をマヒさせて継続出来るようになる。
大きな変化ではなく小さな変化から始める事をおすすめするのには
そうした人間の性質があるからだという事をまずは理解しておいてほしい。
■習慣化が大切と言われる理由
人生の中で睡眠が約30%もの時間を占めている。
じゃあ習慣に縛られている時間はどれくらいの割合なのかというと、
人生の45%もの時間を費やしていると言われているのだ。
つまり、自分の習慣を変える事ができたり思い通りにコントロールできるようになれば
人生の45%をコントロールできるという事になる。
自分が費やしている時間の約半分を習慣化する事が
自分の人生を変えるのに一番手っ取り早い方法だという事が分かる。
睡眠の時間もいれて考えると人生の75%を占めている事になり
残りはたったの25%しかない。
習慣化を自分の自由自在にコントロールできるようにする事が
幸せや成功に近づく為に最も重要なのだ。
■脳が求めていることを実践する
脳は急激な変化や面倒臭い行動を嫌う。
じゃあその逆の「効率」と「ゆっくりとした変化」を
脳が本当に求めている事になる。
前述からも分かるように習慣化によって慣れている行動をする事が最も効率が良くなる。
習慣化する事は感情が無くなるから抵抗がかからずストレスにならない。
無駄なエネルギーを使わない行動事態、人類が今まで追い求めてきた事であり
便利なツールや仕組みが日常に溢れていて、人類が楽な方向や便利な方向へ行こうとするのは
脳が「効率」を求めてきた結果だと言える。
また、変化への抵抗があるから人類は生き残る事ができた。
ライオンのように大きな牙や爪がある訳でもなく、チーターのように足が早いわけでもない。
動物の世界だけで見ると弱い部類に入る人間がどうして生き残ってきたのかというと
この大きな抵抗を感じる力があるからではないだろうか。
危険な森の中や水の中、食べ物一つとってみても慎重に行動しなければ死んでしまう世界で
少しずつ変化していく事は生存率を上げる唯一の方法だった。
人間にはそうしたDNAが元々備わっているのだ。
このように人間の性質が分かっているのであれば、取るべき正しい行動が必然的に見えてくる。
いくつも試行錯誤をしなくても正解が分かっているのであれば
時間を無駄にせず一直線に夢や成功を実現できるようになるのだ。
小さな習慣をコツコツ続けて人生を変える。
それが生きていく上で最も正しい方法ではないだろうか。
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