
世の中の人達は「与え続ける人」「貰い続ける人」「等価交換する人」の3種類に分ける事ができる。
・与え続ける人は自分が貰う分よりも多くを相手に与える人
⇒自分の利益よりも相手の利益を優先して行動する心理
・貰い続ける人は相手に与えるよりも自分が多く貰おうとする人
⇒基本的に人に親切にするが、自分がより多くのものを手に入れたいという心理
・等価交換する人は自分が与えた分だけ自分ももらおうとする人
⇒バランスをとる為にギブアンドテイクをして、常にもらった分を与えないといけないと思っている心理
こうした人達は人生を長期的に見た時に誰が一番得するのだろうか。
どのタイプが人生において成功をもたらすのについて話していきたいと思う。
■タイプ別の傾向
与え続ける人は利益を提供していく事によってネットワークを作っていく。
ネットワークを作る事は人脈を形成する事にも繋がり
最終的には自分の人生を形成する上で重要な財産となる。
結果的に一人の力だけではなく、多くの人の力を利用して目的を達成する事が出来る為
与え続ける人が一番得をするだろうと誰もが考える。
貰い続ける人は誰かと仕事をしても
自分が得たい利益の取り分を多く見積る傾向があり
その一瞬はたくさんお金が入ったとしても、次に繋げる事が出来ない。
ネットワークの形成には不向きなタイプという事が分かる。
等価交換する人は、自分が与えた分貰えなければストレスになったり不公平を感じる。
逆に相手もその人の性格や傾向を知っている為
貰った分は返さないといけないというプレッシャーになったりする。
平等性を重視する人同士であれば共感でき、そうした限られたネットワークの形成には繋がるが
大きくネットワークを作りたい人からすると不向きだ。
■トップになる為に必要な事
こうして見てみると与え続ける人になれば一番良いと思うのだが
一概にもそうとは言えない現実がある。
与え続ける人の収入を比べた時に一番トップにいる人は当然与え続ける人なのだが
一番ボトムにいる人も与え続ける人だという事が分かっている。
与え続ける人ばかりが本当に得するのかというと、
得する人もいるが得しない人もたくさんいるのだ。
その背景には自分の成果を人に与えすぎてしまったり
人の過ちを自分が被ってしまって評価が下がってしまったり
与えるだけ与えて見返りがゼロの状態の人も実際にいる。
頑張っているんだけど、周りに良いように使われている人は
貰い続ける人や等価交換する人に比べて14%収入が低く
都合の良い投資話など人から騙されてしまう確率も2倍も高かったり
人を動かす力も22%も低い事が分かっている。
ちなみ平均として貰い続ける人や等価交換する人は与え続ける人の年間売上は2.5倍も差がある。
結果的に与え続ける人の方が損をしているのではないかという研究が多数あるらしい。
ネットワークの形成にだけ着目すると与え続ける人が一番良い方法なのだが
それ以外の現実的な成果の部分では貰い続ける人や等価交換する人の方が良いように思える。
じゃあ与え続ける人になりたい人なんていないと思うかもしれないが
最初に言っていた事を思い出してほしいのだが、ボトムもトップも与え続ける人だという事。
つまり、与え続ける人にならないとトップになれない。
じゃあトップとボトムの違いは何なのかというと
周りの人だけの利益を求めている与え続ける人と
自分と周りの人全員の利益を求めて与え続けている人のとの違いなのだ。
この自分の利益も求めて行動しているのと求めて行動していないのとでは大きな差になる。
周りの利益ばかりを求めしまうとストレスを感じてしまう場面も多く長く続かない。
与え続ける事は見返りを求めない事なのだが、
結果的にまったく何も自分に返ってこなければ与え続ける事は難しくなってしまう。
自己犠牲では無く人に与える事でどれだけ価値を生み出すのかに最大限力を使う事が大切。
「意味のないギブをせずに、意味のあるギブを考えて行動する」
それがトップになれる与え続ける人なのだ。
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