
起業家は時代によって特徴が変わってきている。
今と比べて10年前、20年前の起業家達はかなり過酷な状況を生き抜いてきた。
多くのリスクを背負って起業してきた時代に比べると
今の起業家のスタイルは様々なジャンルがあり選択の幅が増えている。
「お金持ちになりたい」
「ITで世界の仕組みを変えたい」
「飲食店に革命を起こしたい」
多種多様な理由で起業を試みる人達は
どの時代であっても必ずリスクを抱えながらチャレンジを繰り返していて
本当の成功を手に入れる人達はほんの一握りだ。
それでも、起業して豊かな生活へとシフトする確率は年々上昇している。
社会の仕組みが変わり、使用できるサービスが変わり、
人々の思考が変わってきた今だからこそ、
起業家の特徴を学ぶ事で、明日の成功を掴むチャンスを手に入れる事が出来る。
■時代毎の起業家の特徴
今から20年以上前の起業家の人達は頭が良い悪いとか関係なく
リスクを取れるか取れないかで勝負するようなギャンブルに近い形で
ビジネスを始める人達が圧倒的に多かった。
この時代は物が溢れている訳では無く、需要と供給のバランスが取れていたから
クオリティが低くても販売すれば売れる物も少なくは無かったのだが
同じ商売を始める人達も多く、競合他社との競争によって
倒産してしまう会社が多かった事も事実。
一攫千金を狙って人生を棒に振る人も少なくなかった。
そこから次の時代、10年~20年前の起業家の人達は
ITを駆使したインテリな人達が成功していた時代になる。
リスクを負う事には変わりはないのだが、
気合や根性よりも頭脳で勝負する人達が圧倒的に増えたのだ。
高学歴な人達がプログラミングやインターネットビジネスで
一気に億万長者になったり、作業効率や生産性もこの時代から一気に加速している。
本当に実力のある人達が起業する事で成功を手に入れる人が増えたのがこの時代だ。
■これからの起業家
これからは圧倒的に個人起業家が増える時代になっている。
今までは会社を起こして人を雇い、拡大して会社を大きくしていく事がセオリーだった。
それが個人だけで企業に匹敵するくらいの利益を上げている人が、ここ最近の起業家の特徴である。
会社じゃないと出来なかった事がテクノロジーの発達によって
容易に出来るようになり、ほとんどコストをかける事無く
パソコンやスマホ1台あればSNSを中心に広告費をかける事無く
日本中、世界中に情報を発信できる時代となった。
思いついたアイデアを形にする実行力さえあれば
ノウハウや利益を生み出す方法に関しては調べればすぐに分かるようになっている。
逆に個人がいろんな業界に参入することで競争率が上がっていく傾向にはあるが
ローコスト、ローリスクで小さく起業する事から簡単に
サラリーマンとして働くよりもお給料が上がるケースは増えてきているのだ。
こうした環境を利用して現状に満足していない人は、
とりあえず何でもいいから情報発信を行い、収入源を増やす事に集中していく事が
将来へのリスクヘッジに繋がるかもしれない。