
焦りや嫉妬という感情はけして悪い感情ではない。
周りの人を見て焦ったり、羨ましいと思って嫉妬する事で行動を促す原動力になる。
逆に全員が同じ能力で同じ給料など、足並みが揃っているとしたら
人は努力せずに現状維持を続けながら、
毎日をただ何も考える事なく過ごしていく事になるだろう。
ただ、焦りや嫉妬を感じている時は
マイナスな感情に支配されていて
どうしてもポジティブな感情で前に向く事が出来ないし
仕事に対して手がつかずに作業が止まってしまう事は多々ある。
焦りや嫉妬という感情はマイナスな方向へと傾きかねない。
今回は感情を上手くコントロールして
プラスの方向へ転換する方法について説明していきたいと思う。
■最初は素直に喜べない
自分が上手くいっていない時、前に進めなくてモヤモヤしている時に
周りの人達や同じ年齢で活躍している同年代を見たりすると素直に喜べない自分がいる。
本当は心から喜んであげたいと思っているのに
焦りや嫉妬が邪魔して喜べない自分に気付き
更に自分自身の事が嫌になってしまう負の連鎖となってしまう。
そんな時は、客観的に自分自身の事を見て
今置かれている状況を自ら実況中継するように言葉に置き換えてみる。
「私は今、○○さんが成功している事に苛立ちを感じている」
「私より先に出世した○○さんの事を喜んであげたいけど、悔しい気持ちでいっぱいだ」
そうして心の中で思っている事を文章にして認識してみると
自分が今「どういう感情なのか」「何に対して嫉妬しているのか」が明確になり
それに対してどのような対処が出来るかといった次のステップへと思考を転換できるようになる。
人間には向き不向きがあり自分が能力を発揮できるフィールドに
集中する事が最善の策だと気付いたり
今の現状を打破する為には、1年後を見据えて毎日の習慣を改めなければならないと気付くなど
自分の立ち位置や行動に対しても客観的に判断して行動に移す事が出来るようになる。
マイナス感情に支配されそうな時は
そのマイナス感情を払い除けようとするのではなく
逆に受け入れてマイナス感情である自分を俯瞰的にみてみることが
最も効果的な対処法となるのだ。
■あえて周りのすごい人を見つける努力をする
自分の周りで同年代もしくは年下のすごい人を見つけるよう意識してみる。
そうすると明らかに年上のすごい人を見つけるよりも嫉妬や焦りという感情が現れ始める。
すごい人を見つける時に「自分の周りで」という事が重要で、テレビに出ているような
俳優やスポーツ選手などを対象にするとほとんど意味が無い為
仕事の同僚や身近に会える人を対象にしなければならない。
このすごい人達と自分の能力の差に気付くと
もっと努力しなければならないと感じるようになりその焦りが行動へと促してくれる。
普通なら目を背けてしまったり
自分と他人は違う事を再認識する方向へと意識を転換してしまうのだが
あえてそこは自ら一歩踏み出す原動力へと転換する為に自分の未熟さを実感してみる。
そうするといつもなら怠けてしまいそうな場面でも
自分自身の目標の為に少しでも行動出来るようになり
プラスの方向へと自ら自然と一歩踏み出す癖を身につけられる。
何か行動を始めたいけどなかなか前に進めない人や
つい目の前の誘惑に負けて、蚤に出かけてしまったり
面白動画などで時間をつぶしてしまう人は
こうしたテクニックを使って無理やりにでも自分自身を前へ進めていく事が大切なのだ。