
人は未来に向かって突き進んでいる。ように感じるが実際は時は勝手に流れていて
未来は向こうからやってくる。
冒頭から哲学的な入りになってしまったが、
何もしなくても顔に皺は増えていくし、周りの景色や環境は変わる。
動かなくてもいろんな事が起こるし
動くともっといろんな事が起こる。
自分が「何もありませんように」と願っても必ず何か起こる。
今までの自分の人生を振り返ってみても、この法則が当てはまる。
じゃあ自分たちに出来る事と言えば、その起こった出来事に対して
今ある知識や経験を使って一生懸命対処するしかない。
自分だけで対処できなければ周りの人の力を借りればいい。
その時その時に合わせて、どんな人生を歩んできたかによって
向こうからやってくる未来は変わってくるように感じる。
■起こった出来事の対応
毎年、年の瀬になると一年を振り返り、
その年に起きた出来事を羅列してみると予想外の事が何回も起こっている。
その出来事の内容によって変わってくるが
特に焦って慌てて対応した問題はあまり良い結果になっていない。
逆に一呼吸おいて落ち着いて対応した問題は良い結果になっている事に気付いた。
起業家になると頻繁に問題が発生する。
その度に焦って行動するとロクな事がないし身が持たない。
どんな事が起こっても慌ててはいけないのだ。
急ぐ事と慌てる事は違う。
慌てるなというとゆっくりすればいいと勘違いしてしまいがちになるが
問題が起きているという事はスピードが要求される。
そんな時に慌てずに急ぐように気持ちをコントロールしていくように心がけると
周りが見えてきて思わぬところに解決の糸口があったりするのだ。
■日常の中でも慌てないクセをつける
普段、電車に乗り遅れてしまったり
寝坊して会社に遅刻してしまう時があると思う。
そんな時慌ててしまった経験がないだろうか。
イライラして周りに当たってしまったり、気持ちがマイナスな方向にいくと
なにをしてもうまくいかなくなってくる。
起きてしまった事は仕方がない。
逆に諦めてしまって落ち着いて急いで行動すると良い事が待っていたりする。
寝坊していつもの時間よりも遅くに家を出ると懐かしい友人に出会ったり
電車1本乗れなくて、たまたま目に入ったスクラッチ売り場で1枚買ってみると3000円当たったり
慌てていたら気付かない良い事がそんな時に限って起きた事が何度かある。
これは心の持ちようだと思うが、
その時に遅れた事には何か意味があって、必要だからそうなってしまったと自分を言い聞かせている。
それが慌ててしまう事で無駄になってしまうよりは
落ち着いて急いで周りを見渡してみて良い事に気付けた方が100倍良いに決まっている。
起業家でなくてもそんな事は1年間振り返ってみると何度かは起きるのだから
起業家として生きていく事を決めたのであれば慌てない決意をしなければいけない。
「慌てる」のではなくて「急ぐ」
その法則を自分の中に持っていれば向こうからやってくる未来は良い未来がやってくるだろう。