
AIの発達や4Gから5Gへと変化していくことで
2020年は社会の仕組みが大きく変化していく事が予想される。
業界によっては10年前と比べると売上が半分になっていたり
大手企業であっても45歳以上のリストラを発表するなど
今まで大学を出て、大手企業に就職して、同じ会社で生涯勤め上げて定年退職するという
安心安全な道というものが崩壊しているのが現状だ。
このような状況の中、明らかに衰退傾向にある業界はいくつかあり
その業界ではこれから人件費の削減や労働時間の増加
完全になくなる事は無いのかもしれないが
いつ倒産してもおかしくない状況になりうる可能性がある。
今回は今後10年で衰退していくであろう業界についてまとめてみました。
■ブライダル業界
結婚式を挙げようと思っている人達は毎年5~10%の割合で減少している。
それは日本の人口が減り続けている事や少子高齢化が進んでいる事もそうだが
そもそも籍は入れても結婚式を挙げない(無し婚)人が多くなっていたり
事実婚のように一緒の家に住んでいるが、籍は入れない人がいたり
結婚式を挙げる需要自体が減少してきている事も要因の一つとなっている。
もともと、サービス業全体が低賃金、過剰労働といった過酷な環境である為
離職率も高く、働く側としてはリスクが高い業界であると言える。
格安で結婚式を挙げられる式場が増えてきた事もあり
結婚式場同士の価格競争も進んでいる為
その流れをどこかで止めなければ負のスパイラルに陥ってしまい
生き残る結婚式場と潰れてしまう結婚式場とで二極化してしまうだろう。
■出版業界
紙媒体の書籍は年々売上が減少している。
ペーパーレス化が進んでいる事から電子書籍へと移行しており
今はラインナップが少ないから電子書籍を利用する人と
実際の本を買う人がいる状態だが
今後本屋さんなどの実店舗を利用する人は少なくなり
ネットで販売される環境が当たり前の時代になりつつある。
また、昔は活字を読む人が多かったが
若い人達はユーチューブのような動画で情報を収集する人も多くなってきており
そもそも本を読もうとする人自体も少なくなってきているのも問題となっている。
それでも書籍が完全に無くなる事は無い為
時代の流れに合わせて業界全体で大きく変化をしていくだろう。
■テレビ業界
今まで家に帰ったらとりあえずテレビをつける人が大多数だった。
だが、今は家に帰ったらスマホやパソコンでネットチャンネルをつける時代へと変化している。
ニコニコ動画やYOUTUBE、Amazonプライムビデオ、ネットフリックスといった
ネット業界がメディア業界に介入してきた事によって
ネットの広告売上が年々増加しているのだ。
それでもテレビの需要が大きく減っていないのは高齢者が増加している事が大きい。
日本の少子高齢化によってネットをそもそも利用できない層が
少なからずいることから視聴率が保たれている現状だと言える。
今後テレビ局が製作した番組は地上波限定やネット限定にするなど
両方に着手することが業界の縮小を抑えていく鍵になるかもしれない。
■金融業界
金融業界の中でも銀行の需要はこれからどんどん減っていくと言われている。
10年以内になんらかの変化が起きない限り
90%の銀行が無くなってしまうと言われているくらい深刻な問題だ。
その背景には銀行に預けても消費者側からするとメリットがほとんど無い。
副業や資産を運用するサービスの数が多くなってきている今
昔ほど銀行にお金が集まらなくなってきているのは事実。
アプリやオンラインサービスの使い勝手の悪さ
AIによって銀行のほとんどの仕事は人間の手が不要となり
地方銀行などはメガバンクへ吸収されていく未来が予測されている。
雇用が減る分生産性は上がるが、時代の流れから見ても
これから伸びていくのかというと疑問を感じる。
以上の業界が今後衰退していく事になると思う。
今から就職をする人や転職を考えている人は
時代の流れを予測しながら決断していかないと人生を棒に振ってしまうかもしれない。
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