
人は創造力によって自らの行動を無意識の中でコントロールしている。
なんとなく分かってはいるが具体的にどんな行動にそれが表れているのか
わからない人がほとんどだと思う。
一般的にはマイナス思考はやめてプラス思考になろうとか
何事も前向きに受け取る事が出来れば幸せが訪れるというような
不確実な希望を持ってなんとなくプラスに気持ちを持っていこうと努力している。
でも、ずっとそんな状態をキープできる訳も無く
心の中のどこかでプラス思考を信じきれない自分がいるから
マイナス思考になる時はなるし、前向きに受け取れない時は当然ある。
つまり、具体的な効果が分からないから100%プラス思考でいる理由がなくなってしまうのだ。
このブログではそんなプラス思考のメリットについてたくさん紹介してきたが
今回もプラス思考の良い部分について一部紹介していきたいと思う。
■自尊心を高めて無駄な行動を抑える
自尊心が低い人は無駄な行動をとりやすい傾向がある。
周りに無力な自分を想像した人と周りに有力な自分を想像した人と
実際の自分の状況がどちらであったとしても、プラスやマイナスなイメージをするだけで
人間の行動は大きく変わる事が分かっている。
具体的にどのような行動をとるのかというと
自分自身を周りの人から必要とされていないとイメージしたり
過去の失敗した経験をイメージして無力感を感じるだけで
無駄遣いが増える消費行動に移りやすい傾向がある。
特にブランド物を身につける事で自己肯定感が増し、
無力な自分を少しでも補おうとしてしまうのだ。
また、食べる物も大きく見栄えがある物を好む傾向が強くなり
太りやすくなってしまう。
このようにしてブランド物を身につけたり、自分を大きくみせようとする行動は
周りの人達に嫌悪感を与えてコミュニケーションにも影響を与えてしまう。
実際には周りから評価されていたり、満足な状況にいたとしても
マイナスな自分をイメージするだけでそうした行動をとりやすくなってしまうという。
逆にプラス思考で行動する事によって、そうした無駄な行動を抑える事が出来る。
■理由を見つけてプラス思考を維持
プラス思考で居続けるということは自分の心を偽っているという事にもなる。
本当は苦しくて悲しいのに無理やり嬉しくて楽しいイメージにシフトするのはかなり難しい。
ただ、今回のようなマイナス思考によって引き起こされる行動をいくつも知っていれば
マイナス思考を止める大きな理由になる事も事実だと思う。
目には見えない心と目に見える行動は密接な関係があり
多くの人は目に見える嬉しい出来事や行動が起こった後に嬉しいプラスの感情を表に出す。
目に見える悲しい出来事や行動が起こった後に悲しいマイナスの感情が表に出てくる。
逆に目に見えない心が嬉しく状態がキープ出来ている時は嬉しい出来事やそうなるような行動をして
目に見えない心が悲しい状態をキープしている時は悲しい出来事やそうなるような行動をしているという事。
この心と行動の関係性を知っていれば、やるべき事は自然と見えてくる。
どんな時でも創造力を働かせてプラス思考で居続ける事は
無意識のうちにしてしまうマイナス行動を抑制する働きがあり
それによって正しい選択や行動が出来るようになる。
この法則は国や性別、環境に左右される事は無い。
プラス思考のメリット、マイナス思考のデメリットを知って日常の心の在り方を少しずつ変化させると
人生も少しずつ変化してくるだろう。