
誰かを説得する場面で必要になってくるのは
どれだけ流暢に話せるかではなく、あなた自身に信頼があるかどうかか重要になる。
あなたがどれだけ良い言葉や内容のスピーチをしていたとしても
あなた自身が普段からそれが出来ていなかったり
相手から信用されていないと、話されている側は表面上では理解していても心にまで響かない。
相手に「価値」を伝えたいと思った時
それと見合うだけの「価値」をあなたが持っていないといけないのだ。
社会はいつの時代でも人間関係、コミュニケーションを重要視してきた。
今回は信頼を得る為に普段から出来る会話術について説明していきたいと思う。
■質問を圧倒的に増やす
質問が多い人は少ない人に比べて5倍以上も好感度に差があると言われている。
でも、ただ相手に対して質問攻めをしてしまうと高圧的になる為、注意点が2つある。
・話している内容を深堀りしていく
・相手の目を見て相槌するなどリアクションを心がける
もともとコミュニケーションが得意な女性は
自然とこの2つが出来ている事が多いが
コミュニケーションが苦手な男性は出来ていない人がほとんど。
相手の目を見てリアクションをしながら質問してそれを深堀していく。
この単純作業で相手はどんどんあなたに対して好感度が上がっていくのだ。
「そんな簡単な事だったらいつもしているよ」と感じる人もいるかもしれないが
実際にこの2つを完璧に出来ている人は少ない。
好きな人や振り向いて欲しい人と話す時に
全力で頭をフル回転させながら話して、すごく疲れた経験は無いだろうか。
好きな人じゃなくて、どうでもいい人にまで同じような対応が出来ている人は少ないと思う。
それくらい相手に信頼してもらおうと行動する事は体力を使うし難しい。
でもこれを普段から出来ている人は
周りの人からの大きな信頼を得る事が出来るようになる。
■相手の話に共感する
共感は相手の話を肯定してあげることであり
共感する数が多ければ多い程、相手はあなたに興味を持ってくれる。
逆に相手の話に対して常に否定的な反応ばかりする人が
人気者になっているのを僕は見たことがない。
人は自分を認めてくれる人に話を聴いて欲しいと思っているし
話を聴いてくれる人の話を聴きたいとも思っている。
共感する事は会話の中でさほど難しくは無く
相手の行動を褒めたり、喜びを伝えたり、感動するなど
いろんな形で伝える事が出来る。
でもこの共感するのも相手の話をしっかりと聞いて
それに対して適切な言葉を選ばなければならない為
日頃からかなり意識して相手との共通点を探しながら会話をしないと
結局いつも通りのコミュニケーションに戻ってしまう。
質問を圧倒的に増やす事も相手の話に共感する事も
努力しなければ習得出来ないスキルだと言える。
コミュニケーションに悩んでいる人は
この2つを意識して全ての会話に集中すれば
誰よりも信頼を得られる人になれる可能性がかなり高くなるだろう。