
人前で何かを話す時は誰でも、普段から感じている事を上手く話したいと思っている。
普段ネガティブな人も人前で話す時はポジティブな発言になり
一生懸命相手に想いを伝えようと頑張って話そうとする。
でも、上手く伝わらなくて納得している表情じゃなかったり
無表情で聴かれたりするとだんだん話している途中から不安になるといった
そんな経験をしたことが誰でも1回はあるのではないだろうか。
一緒に働いている同僚、部下、上司に元気になってもらいたい
初めて会った人達でも、自分の話を聴いて前向きになってほしい
子供達に自分が話す事で楽しい時間を過ごしてほしい
そうした様々な想いは100%相手に届いているだろうか?
もっと上手く話したかったのに…
あの時こう言えばよかった…
相手に伝える事は、簡単そうに見えてすごく難しい。
人前で話すと緊張もするし、いつも感じている事でも伝え方一つで
まったく違う伝わり方をしてしまう。
今回は相手に自分が想っている事を「伝える」為に
重要な事について説明していきたいと思う。
■まっすぐな気持ちは相手に伝わる
「相手に自分の話を聴いてほしい」「今思っている想いを伝えたい」
そんな想いとは裏腹に
「自分が話してもどうせ伝わらないだろうな…」
こんな気持ちが心の裏側にあると聴いている相手はあなたの話を
素直に受け取る事が出来ない。
心と言葉は一致していないと、伝わる量が激減する事を
多くの人はなんとなく気付いているけど、実際に行動出来ている人は少ない。
「自分が話す事で多くの人がポジティブになってくれる」
「下手でもいいから心からの言葉は絶対に相手に伝わるはず」
まずは自分の気持ちをまっすぐ伝える為に心をあり方を変える。
話し方のテクニックはいろいろあるが、まずこの心を変えないと
相手に伝わる量が大きく変わる事を知っていなければならない。
■日常があなたの信頼に繋がる
会社で社員全員にルールを守る事の大切さを話す時に
あなた自身がルールを守れる人間でなければならない。
普段からルールを守らずに好き勝手している人から
「ルールを守る事は大切なんです!」
と熱弁しても聴いている側は、まったく心に響かない。
むしろ、あなたの評価が下がってしまうだろう。
相手に何かを伝える時に最も重要なのは
あなた自身が周りからどれだけ信頼されているかどうかなのだ。
言葉に重みがある人は、初めて会った人でも心に響く。
日常からルールを意識して生きている人は
常に周りの人達の事を考えて行動出来ているから
同じ言葉を使っても伝わる量が全然違うのだ。
人前で話すテクニックはいつでも勉強すれば身につけることが出来るが
心や行動は生き方そのものがそのまま蓄積されていく為
日常からの積み重ねが大切になってくる。
相手に伝えたい想いがある時は、
心と行動と言葉が一致している事を知り
今この瞬間から意識して生きていく事が大切だ。