
子供の時、親から勉強しろと言われて無理やり勉強していた方は多いのではないだろうか。
中学校の時に学んだ因数分解やルートなんて覚えて将来何の役に立つんだと思っていた。
大人になった今でもそれを使う事なんて100%ない。
なぜ、そんな大人になっても役に立たないものを勉強しなければいけなかったのか。
今の日本の現状から見て、どんな子供時代を過ごしたらいいのか。
自分自身が大人になってから気付いた事についてまとめてみたいと思う。
■夢も希望もない勉強しなければいけない理由
子供時代に親から言われていた勉強しなければいけない理由・・・それは
「勉強して良い大学に入って、大きい会社に就職して安定した生活をしなさい」
勉強しなかったら、給料の低いところでしか働けなくて一生お金に困りながら生活しないといけないと
恐怖心しか与えられてこなかった。
夢や希望の話なんて一切なかった。
昔はそれが一番良い選択だったのかもしれない。
だが、今思えば人生で仕事をしている時間が大半を占める中、
その仕事に就く事で得られる充実感や満足感など
もっと大切な事を教えてほしかったと思っている。
親からは辛くても毎日生活する為に仕事に言っている=仕事は辛いもの
という印象を植え付けられたにすぎない。
もっと自分のしている仕事について目を輝かせて話してほしかった。
大人になって働く事に対して希望を持たせてほしかった。
子供の時に必要なのは、恐怖心を与える事では無く
夢や希望を持たせてあげる事が大切だったのではないかと思う。
■人生の選択肢が広がる
なぜ勉強しなければいけないのか?
それは「人生の選択肢が増えるから」である。
子供の時になりたい職業はたくさんあって、それを叶える方法は漠然としているから
いつの間にか時間が経つにつれて、流れのままに良く分からない
その時に良さそな会社に就職する事になってしまう。
その良さそうな会社に就職するのも、今の日本の現状はまだまだ学歴社会。
有名大学に入っている方が就職率も高い。
有名大学に入っていれば必然的に選択肢が広がるシステムになっている。
逆に言うと有名大学に入っていたとしても、
マッサージ師になったりコンビニの店員をしていいのだ。
なぜなら、有名大学に入ったからといって良い会社に入らなければいけない義務はないのだから。
自分がやりたい仕事を自分の意思で選ぶ事ができるのである。
おこづかいを1万円もらっている人と1000円しかもらっていない人と同じで
1万円もらっている人はなんでも買う事ができる。
5000円の物でも100円の物を買ってもいい。
でも1000円しかもらっていない人は5000円の物は買えない。
だから勉強しなければいけないのだ。
将来何になるかなんて子供時代に明確に決まっている人の方が少ない。
大人になってから本当になりたい職業に出会った時に
将来役に立たないとしても因数分解やルートなどを覚えて良い点数を取る事ができれば
好きな職業を選択できる確率が上がるのだ。
■選択できる環境を自ら作る
このように、将来大人になる事に対して夢や希望、勉強しなければいけない意味を
しっかり教育する事で考え方や取り組み方は大きく変わってくると思う。
それは大人になってからも一緒で、その意味を理解していれば
今している仕事が自分の未来の選択肢を広げるものなのかどうか冷静に判断できるようになる。
自分の子供には、勉強や将来に対しての話をしていこうと思っている。
人生は楽しい。
でもその人生を楽しくできるかどうかは自分の行動や考え方次第。
子供の時に疑問に感じていた事は、必ず今の子供も疑問に感じているはずだ。
それをしっかりと説明できる大人が近くいて、それによって子供たちの未来が
少しでも良い方向に進むように教えていかねければいけないと思う。