
スマホが普及した事によって人は起きているほとんどの時間を情報収集に使っている。
正確には様々な情報にさらされていると言った方がいいかもしれない。
起きてすぐテレビをつけるとニュースが目に入ってくる。
通勤や通学中では電車や看板など広告に目を奪われ、
仕事中もインターネットを駆使しながら頭を使って仕事をしている。
その合間では必ずスマホを使ってニュースを読んだり、ゲームをしたり
起きてから寝るまで脳が休まる事が無い。
この状態では意識していなくても無意識のうちに脳の中ではマルチタスク状態になっていて
いろんな情報を同時並行で処理している。
これでは本当に集中したい時に集中できず、100%のパフォーマンスを発揮する事が難しくなってしまう。
少しでも脳を休めてリセットするにはいろんな方法があるが
その中でも絵を描いて集中状態を作る事は、マルチタスク脳をリセットする為には非常に効果的であり
ストレスの軽減や創造力、集中力などの能力アップも期待できる。
情報社会で脳が疲れやすい世の中となっている今だからこそ必要な
お絵描きの効果について詳しく説明していきたいと思う。
■絵を描いて能力アップ
絵を描く事に対して好き嫌いは人によってあるかもしれないが
絵が嫌いでも苦手でも下手でもなんでもいいからとにかく一度描いてみる事が大切。
学校の時のように教室の後ろに飾って、自分の描いた絵を全員に見られる環境ではないのだから
自分の好きなものを好きなように自由気ままに描けばいいのだ。
子供の頃にお絵描きに夢中になり、時間も忘れて心から楽しみながら描いていた事を思い出してほしい。
大人になるにつれて周りの目を気にして少しずつ絵を描かなくなってしまっただけで
人はもともと絵を描くことが好きな生き物なのだ。
実際、絵を描いている人の方がいつもと違う脳の箇所を使っていて
クリエイティブな発想やストレスが軽減するなど様々な効果がある事が分かっている。
創造力や表現力の向上、観察力が身に付き感受性も豊かになり、発想力が身につくことで
ひらめきやアイデアを生み出しやすくなる。
絵を描くだけでこれだけ多くのメリットがあり、そしてそれは実社会で役立つものばかり。
自分を成長させたい人には絵を描くことは本当におすすめのトレーニング方法だ。
■絵を描いて集中状態をつくる
絵を真剣に描いている時間は、不思議と時間を忘れて没頭できる。
人は普段左脳を使っている事が多く、お絵描きをしている時はその逆の右脳を中心に使っている。
そうすると、絵に集中している時間は左脳を休ませている状態になると同時に
他の事を考えずに絵だけに集中している為、他の情報にさらされる事が無い。
それによってマルチタスクになっていた脳を一度リセットする事が出来る。
余計な情報はそれだけ脳に負担をかけてしまう為
あえて何もしない時間を作る事も効果的だと言われているが
どうせならその時間も有効的に活用したい。
このことからも、絵を描くことは能力をアップさせるだけでなく脳も休ませることにも繋がる為
まさに一石二鳥の効果があるのだ。
まずは一日10分でも15分でもいいから絵を描く習慣をつくることから始めてみてほしい。
そうすると今まで悩んでいたことが少しずつ解決して、
自分が想い描いている人生を歩むきっかけになるかもしれない。