
先日取引先の社長からBNIに一度来てみないかと誘われて参加してみた。
そもそもBNIが何かというと世界最大の異業種交流組織の事だ。
世界各国、日本でも各地域にこの組織は存在していて、
メンバー間の交流を深める中で、全員が毎週必ず誰が誰に仕事を紹介したかを発表したり
それぞれが仕事を紹介し合う事で、顧客が増え人脈が広がり利益に繋がる仕組みを
効率的かつ効果的に利用している経営者はたくさんいるのだ。
■実際に参加した空気感
異業種交流会に雰囲気だけ見てみようと軽い気持ちで行ってみたのだが
思っていた以上に熱気のある雰囲気に圧倒された。
会場に入ると僕の周りを経営者の方々が取り囲み名刺交換の嵐!!
始まる前の10分間で20名以上と名刺を交換すると共に自分の事業について早口でひたすら説明。
朝7時という早朝だったが頭が一気にフル回転状態になった。
芸術という分野が物珍しかったのか質問攻めがすごく、名刺交換待ちの人たちが列を作って並ぶ光景は初めてだった。
おそらく、あんな経験はこれからもなかなか出来ないんじゃないかと思う。
そんな時間はあっという間に過ぎ、全員着席すると異業種交流会の実績を発表し始めた。
それぞれが、誰にどれだけ仕事を紹介したかを発表していく。
毎週この会が開かれているのにも関わらず、だいたい全員が3つ以上誰かに仕事を紹介している。
いったいどうやったらこんなに仕事を紹介できるのか分からないが
おそらく全員がそれだけの人脈や顧客を持っているのだろう。
人数だけでも50名近くいるので1人30秒くらいのスピードで進んでいく。
その後、全員が自分の仕事や今取り組んでいるプロジェクトについて1分間スピーチ。
そこで僕も自己紹介をしたのだが、周りの人達がみんなテンションが高い人達ばかりなので
それに合わせて1分という限られた時間をフルに使って早口でなんとか収める事ができた。
その後、紹介の実績に応じて表彰や発表などがあり、1時間という時間はアッと言う間に過ぎていった。
■BNIのメリット
全員が真剣に自分の事業に取り組んでいる人達ばかりなので
この雰囲気を肌で感じるとモチベーションは必然的に上がるように感じた。
誰もが前向きに明るく、相手の喜ぶような事しか言わない。
また、仕事を紹介し合う事で自分で仕事を取ってこなくても
いろんな人が自分の名刺を使って営業をしてくれる。
人件費無料の営業マンが50人増えるのと同じような感じだ。
これによって1件でも契約に結び付けば、それだけで参加している意味はあると思う。
■BNIのデメリット
毎週開かれるこの会は、必ず出席しなければならない。
滅多な事が無い限り休んではいけない事が加入の条件になっている。
自分自身が参加できない時は代役を立ててもいいそうだが、
年間3回以上欠席してはいけないという規則があり、日々いそがしい中なかなか厳しいルールだと感じた。
また、全員が誰かに仕事を紹介している為
毎週「自分が仕事を紹介した数は0でした」なんて言えるはずもない。
そのプレッシャーがあるから成り立っている部分はあるのかもしれないが
それだけ紹介できる状況じゃない人は、発表の度に肩身の狭い思いをするだろう。
自分の仕事以外でBNIに関連する発表なども含めて取られる時間が勿体ない。
時間がある経営者であればいいかもしれないが
毎日のルーチンだけでいっぱいいっぱいの人は向かない可能性がある。
■BNIを活用できるのであればするべき
実際に参加してみて感じた事は、人脈が無い人ほどBNIという場は
効果的にビジネスに良い影響を与えると思った。
強制的な紹介システムによって誰かに貢献する事が義務付けられる環境や
様々な業種の方との繋がりによっていざ困った時に人脈の広さによって助けられる事もあり
多くのビジネススタイルを身近に感じる事で自らの業務に危機感を持たせる事にも繋がる。
人は自分とばかり向き合って仕事をしてしまうと
どうしてもアイデアや手法が一辺倒になってしまう傾向にある。
常に周りから有力な情報を与えてくれる環境を自ら作り
新しい発想や刺激がある中でビジネスをする方が自己成長の速度も速くなる。
すでにそうした環境や自己管理ができているのであれば必要ないかもしれないが
まだ、外部環境を構築できていない段階であれば一気にその環境を作る事ができるだろう。
普段からそうした部分で不満を感じている方がいれば
BNIは人脈形成とビジネス構築に必要な環境が揃っているおすすめの場である事は間違いないと思う。
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