
一緒にいて居心地の良い人悪い人がいると思う。
居心地の良い人というのは自分から相手に与えるメリットと
相手から自分に与えられるメリットのバランスが良い為ずっと一緒にいても苦にならない。
逆に居心地の悪い人というのは、そのバランスが悪い事が考えられる。
例えば、あなたが職場の同僚が仕事で困っている時には必ず助けてあげていたとする。
それに対してあなたが仕事で困っている時に、その同僚は助けてくれたことが1回もなかったら
不快に思うのではないだろうか。
自分が相手にかけた時間分、相手も自分に時間をかけてくれて初めてバランスが保たれると共に
良好な人間関係が築かれるのだ。
善意でやっている事で見返りを求めるのはどうかと思うが
それでもそう思ってしまうのが人間の心理。
やっぱり時間をかけた分だけ自分にも時間をかけてほしいと思ってしまう。
■バランスを保つ方法
では、どうしたらそんな人と心地よく過ごす事ができるようになるのかというと
「自分が変わる」しかないのである。
一度バランスが崩れてしまうと、関係が濃い人(恋人、家族、親友など)ほど
どんどん修復が難しくなってしまう傾向にある。
何事も早めに対処しなければならない。
その方法は結局相手を変える事はできないので、「自分が変わって相手に合わせる」方法が一番早い。
妥協しろという訳ではなく、相手のペースに合わせる事で負担の無い関係性を築くことが出来れば
お互いにとって過ごす時間が長い相手になるほど、楽な時間が増えるようになる。
まずは相手を認めるところから始めて、バランスを保つ努力をしなければならない。
■親密な関係だからこそ褒める
相手を認めてバランスを保つことができるようになれば、それを維持していかなくてはならない。
人は長期間一緒にいる相手だと時間が経つにつれて褒める回数が減ってくる傾向にある。
中には愚痴や悪口といったマイナスのはけ口にしてしまう事もあるのだ。
プラスの言葉をいつも言っている人とマイナスの言葉をいつも言っている人のどっちが好きですかと聞かれたら
100%プラスの言葉をいつも言っている人と答えるだろう。
いつも前向きに物事を捉えて、自分の事を褒めてくれる人を好きになるのは当然だ。
相手から褒められるだけで自尊心が高くなり、健康状態も良くなる効果もある。
普段から褒める事しか言わないのは、嘘くさく感じてしまう人もいるかもしれないが
基本的に自分を褒めてくれる人に好意を抱く事は変わりない為、
意識してマイナスな発言を減らしていく事は大事だ。
初対面で好感度を高めたいと思う人はたくさんいるが、身近な人の好感度を高めたいと思う人はあまりいない。
相手がずっと自分の事を好きでいてくれる保証なんて無いのだから、
身近な大切な人ほど好感度を常に高めていくことで、今よりもずっと幸福度は増していくだろう。