
悪い習慣と聞いてあなたは何を思い浮かべますか?
人によって改善したい習慣は少なからず一つは持っているはず。
でも、それを改善しようと思っても改善出来ない人がほとんど。
それによって「自分は結局なにをやってもダメなんだ」といった思考になり
マイナスな方向へ進む事で余計に悪い習慣から良い習慣への移行が難しくなる。
人生を変える為には良い習慣を積み重ねなければならない。
悪い習慣を続ければ悪い人生になっていく事を誰もが知っていながら
悪い習慣を止められないメカニズムについて今回は説明していきたいと思う。
■人は快楽を求める生き物
人間は不快な事は出来る限り避けて通ろうとする。
例えば、ダイエットしようと試みても多くの人が失敗するのは
痩せた後に得られる未来の快楽よりも
目の前の甘い物によって得られる身近な快楽を魅力的と感じてしまうからだ。
脳はストレスを感じるとバランスをとる為に
受けたストレス分快楽を得ようとする傾向がある。
毎日の通勤電車、職場での人間関係、夫婦とのトラブル
いろんなストレスを抱えやすい環境にいる。
そのストレスを緩和する為に最も簡単な方法は「空腹を満たす」ことを
無意識のうちに誰もが認識しているから痩せられない。
ダイエットしている最中は苦しくて、しんどくて、不快なことばかり
ダイエットした後に得られる快楽よりも、目の前のストレスを緩和してくれる食べ物によって
快楽を得られる方が簡単だから多くの人がダイエットに成功出来ないのだ。
■不快を楽しむ
悪い習慣から良い習慣へ移行出来ている人は
意志が強いからとか、自分を強く持っていてコントロール出来る特別な人かというとそうではない。
誰もがその不快な期間を乗り越えて無意識に良い習慣に出来るレベルまで
頑張って努力している人ばかりなのだ。
達成している自分を強く想像する事で不快な状態でも楽しめる環境を自ら作り出している。
または、第三者の力を借りて自分でコントロール出来ない部分を
他の人にコントロールしてもらうようにしている。
いずれにしても、この良い習慣を身につける為には覚悟が必要になる。
最低でも3カ月間はやり遂げなければ習慣化は難しい。
結局、精神論と感じる人もいるかもしれないが
何事も達成する為には強い心は持たなければならない。
でもたった3カ月間で人生が変わると考えたらどうだろうか?
今まで異性とまったく交流が無くても、痩せたら運命の人に出会える確率が上がるかもしれない。
毎日読書する習慣を身につければ、年収が1.5倍に増えるかもしれない。
毎日勉強して資格を取れば、安定した職業でお金に困ることなんて無くなるかもしれない。
そんな未来を目の前の簡単な快楽で無駄にしてしまうことほど勿体ないことは無い。
一生に関わる事は短い期間に頑張った習慣で決まる。
良い習慣を身につければ、無意識にストレスを感じる事無く自分のレベルを上げる事が出来る。
そう考えれば、一時の不快を楽しもうとする努力は必要ではないだろうか。