
以前の僕は使う物にこだわりなんてなくて、使えたらなんでもいいと思っていた。
それが悪いという訳ではないが、「どうしてこれを使っているの?」と聞かれた時に
「なんとなく・・・」と応えている自分がとても面白味のない人間に思えた。
自分とは対照的に使う物にこだわりを持っている人は存在感が増しているように感じる。
今回は使う物にこだわるメリットについて話していきたいと思う。
■物にこだわると印象が変わる
普段来ているスーツや仕事で使うペン、名刺入れ、靴などこだわりがある人の物は
目に入った瞬間に丁寧に手入れをされている事が分かり清潔感もある。
身体に合っていないスーツを着ているより、
身体にフィットしているスーツを着ている方が誠実に見える。
くすんだ靴を履いているより、磨かれた靴を履いている方が
仕事が出来るように見える。
目の前のお客様に差し出すペンが100円のペンと10000円のペンと
どちらが印象が良くなるかというと当然10000円のペンに決まっている。
たったこれだけで相手が自分に抱く印象は180度変わるのだ。
以前ウエディングプランナーで接客をしている時に
20000円のペンでサインをしてもらおうと差し出した時に「すごい高級そうなペンですね」と言われ
そこから僕が使っている物は高級感があるように見えるようになったらしく
シンプルなデザインの5000円くらいの時計も褒めてくれるようになった。
高級な物をむやみやたらに使うのではなく、ここぞという場面で使う物を決めておく。
僕の場合がペンだった。
契約をしていただく時、何か重要な書類にサインをしていただく時
100円のペンでサインをさせるなんて考えられない。
最大限相手への敬意を物で表す事はとても大切なのだ。
■物にこだわると自信がつく
自分のお気に入りの物を使う時、いつもより気分が高揚すると思う。
普段使いする物ほどお気に入りを使った方が良い。
そうする事で、それを使う度に前向きな気分になれるのだ。
周りの人達から見てもいつもより好印象に映るようになり
よくいうオーラが増すような感覚になる。
僕自身、スーツにはこだわりを持っていて
第一印象が仕事の質に大きく影響する環境だった為か
身体にフィットするお気に入りのスーツを着て仕事をすると気分が全然違う。
毎日同じ仕事をするのであれば、自分で感情やコンディションを高い位置で一定に保たなければならない。
その為に、自分がどんな物を使う事で気分が高揚するのかを知る必要があるのだ。
また、周りの人との会話の中で自分のこだわりのある物の話になっても
特に話題が無い人より一つ一つを大切に使っているエピソードを持っている人の方が
魅力的に感じる。
物にこだわりを持つという事は自分自身で感じる印象も周りが感じる印象も
全てが良い方向に変わるようになり
高級でなくても良いから自分が使う物はなんでもこだわりを持てる方が
仕事もプライベートも充実するきっかけになる事は間違いない。
まずは、何か一つでもいいから普段からよく使う物を
こだわりを持って選ぶ事から始めてみてください。
そうして少しずつこだわりの物を増やしていけば、
より充実した毎日になるきっかけになると思います。