
信頼できる人を見極める力を身につけることはかなり難しい。
どんな会社でも10人雇えば1人は「雇わなければよかった」と後悔することが多く
役職のある経験値の高い人達が何回も面接を重ねても
完璧に良い人ばかりを採用する事は難しいと言える。
逆に人は瞬時に第一印象で相手の良し悪しを判断する能力を
もともと持っているとも言われていて
写真の印象だけで採用か不採用かを決定したとしても
何回も面接を重ねて出した結果と比べた時に
離職率はほとんど同じだったという実験結果もあります。
それでも人を見極めて信頼できる人を選びたいと思う人がほとんど。
仕事でもプライベートでも本当に信頼できる人と一緒にいる事が出来れば
いい恋愛が出来たり、仕事で業績を上げる事も出来る。
この力が有るか無いかで人生が左右されると言っても過言ではありません。
信頼できる人を見極める力を養って
人生を好転させる為に出来る事についてまとめてみました。
■いろんな人と様々な場面で会う機会をつくる
人を見極める為に最も効率的で単純な方法が
人との接触回数を増やす事である。
多くの人と関われば関わる程、十人十色の性格があり
その人その人に会わせて対応しなければならない為
コミュニケーションのトレーニングになると共に
いろんな人のパターンを知る事が出来る。
初対面の人との会う回数を増やせば
考え方の違いや物事を見る視点の違い
自分一人で考えていたら思いつかないような事など
多くの経験値を積み重ねるとそれだけパターンを蓄積できる。
それが人の良し悪しの判断基準へと繋がるのです。
■困難を選び多くの失敗を重ねる
人は自ら行動して体験したことは本を読んで学習するよりも自分のものになる。
そして、その時に感じた感情は人の気持ちが分かる重要な要素となります。
失恋した事がない人は、失恋した人の気持ちは絶対に分からないし
学生時代にイジめられた感情、仕事に失敗した時の辛い気持ち、
そのどれもが実体験して初めてその時の感情を知る事が出来る。
誰かと話している時に相手の気持ちに本気で寄り添って話を聴けるようになれば
それだけで相手はあなたに対して自己開示してくれるようになり
その人の本質を知る事にも繋がる。
辛くて悲しい体験ばかりしろと言っている訳では無いが
あえて困難を選んで失敗の回数を増やす事が出来れば
自分を成長させると共に様々な視点で相手を見る事が出来るようになる。
■相手の目線やしぐさを意識する
人は嘘をついている時、本気で話している時、ごまかそうとしている時
言葉ではもっともらしい事を言っていたとしても
目線やしぐさである程度見破る事が出来る。
ちょっとした手の動きや目線、足の向いている方向など
普段から注意をして相手を見ていれば、ほんの少しの違和感を感じるようになるはず。
話している相手からそういった印象を受ければ
もしかしたら話している内容と本心は違う場所にあるのかもしれないと
注意深く観察する事が出来る。
逆にあなたが話している内容に対して相手が納得いっていない時も
表情を見て分かるようになれば、話の方向を変えて注意を向けたり
より分かりやすく説明して信頼に繋げる事も出来るだろう。
■言動と行動が一致しているかを確認する
言動と行動が一致していない人はわりと多い。
言葉はポジティブなのに行動はネガティブだったり
人に注意している事を自分自身も出来ていなかったり
言葉と行動が一致していなければ、まず信用してはいけないと思っていいだろう。
言葉だけの人は何も成し遂げられ無い。
ただ単に口達者なだけでなく、それに伴う行動がなければ
どれだけ話が上手い人でも成功には繋がりません。
■困難にぶつかっている人を観察する
人は追い詰められた状況でこそ本性が表に出るもの。
普通の状態では、理想の自分を演じる事が出来る為
慌てている状態の時に、その人がどんな行動をとるのか観察する事で
信頼できる人かそうでないかは一目瞭然で分かるようになるでしょう。
困難にぶつかっている時にマイナス発言が多くなったり
パニックになるだけの人はあまり信用できず、
逆にポジティブに前を向いてなんとか打開策が無いか探したり
リーダーシップを取れる人は信頼していいと思います。
以上のような内容を普段から意識して取り組んでいけば
少しずつではありますが人を見極める力がついてきます。
これらは毎日の生活の中で意識すればするほど気付きがあり
コミュニケーション能力を高める方法としても効果を発揮しますので
習慣化させて継続出来るよう努力してみてはいかがでしょうか。