
絵の楽しみ方がわからない・・・という方はたくさんいる。
今まで美術館に行ったこともないし、
勉強した記憶と言えば小学校の時に授業でスケッチした事があるくらい・・・
今回はそんな方の為に知識がなくても心で感じる絵の楽しみ方について伝えていきたいと思う。
■メリットから興味を持つ
絵は見るだけでいろんな効果がある事を知っていますか?
芸術に触れるだけで人の脳は普段感じる事のない部分が刺激を受ける。
例えば、絵を見ているだけでストレスを軽減する働きがある。
ストレス社会の世の中には必要不可欠な効果だ。
気に入った絵を見ているだけで
「心が癒された」
「刺激を受けた」
「優しい気持ちになれた」
「感動した」
いろんな感情が湧いてきた経験はないだろうか?
そんな普段経験する事のない非日常の世界観が
ストレスを和らげると共に「快楽」を得られる効果もあるという。
疲れている人や刺激を受けたい人にとって
ただ単に「絵を見る」という行動をするだけでメリットがあるのだ。
■知識がなくても大丈夫
「絵を楽しむ為には知識が必要」と思っている人も少なくない。
当然、絵を勉強している人は時代の背景や描き方、配色、構図
いろんな角度から絵の良し悪しを判断する事ができるだろう。
ディズニーランドに詳しい人と一緒に行くディズニーランドが2倍も3倍も楽しいのと同じように
周りに画家や絵の歴史、描き方に詳しい人がいたら
その人と一緒にまわる美術館は2倍も3倍も勉強になるし楽しいと思う。
でも周りにそんな人いるだろうか?
周りにそんな人はいないのがほとんどだと思う。
かと言って自分がその知識をつけようと思うと
情報量が膨大過ぎてどこから勉強していいのかわからない。
今の日本の現状で絵を楽しむ為の知識を教えてくれる環境はないのだから仕方がないのだ。
また、知識なんかなくても十分に絵を楽しむ術をあなたは持っている。
それはあたなにしかない「感性」に従う事だ。
人に「何色が好きですか?」と聞いたら
人それぞれ好きな色が違うから、いろんな答えが返ってくる。
それと同じように「どの絵が好きですか?」と聞いたら
それも人によって異なってくるのだ。
知識が無くても「あなたと波長が合う」絵は必ず1枚はある。
その1枚を見つける為に多くの絵を見るのも楽しみ方の一つだ。
■自分の心に正直に
芸術と聴くと「センス」を要求されるようなイメージがあるが
実はそんな事はない。
ピカソの絵を子供の時に見て「ヘタな絵」だなと感じた人はたくさんいる。
でも、大人になっていろんな経験をしてからピカソの絵を見ると
様々な角度からその絵の良し悪しを推測する事ができる。
「なぜこの絵は有名なんだろう」
「どうしてこんな描き方をしているんだろう」
そんな考察から仮説を立てて自分なりの解釈をする。
それが自分自身のイマジネーションを高める事に繋がり
日常生活でも視野が広がるようになる。
美術館やギャラリーなど絵を見る場は
「センスを要求」する場ではなく
「センスを磨く」場なのだ。
あなたが感じたままに人に伝えたり、考えを巡らせる事が大切。
自分の心に正直になる事が絵を楽しむ事ができる一番の方法だと僕は思う。
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