
AI時代では今までのような集団社会は完全に崩壊し
個人社会がさらに飛躍していくと考えられる。
あらゆるデータをコンピューターに取り入れて、膨大な情報量の中から
最適な判断を下す事が出来るようになり、人間だと何年何十年もかかる計算を
AIの技術が発達するにつれてわずか数分で出来るようになる。
そうなるとAIが人間に指示をするなど、世の中のほとんどの意思決定を
AIに人間が委ねる事が当たり前になってくる。
これまでの常識が根底から覆される時代の転換期を迎えている今
働き方や職業の在り方というものの見方自体を変えていかなければならない。
今後10年20年30年と働かないといけない世代は
ある程度未来を予測して動かなければ時代の流れに取り残されてしまう。
そうならない為にAIの時代を生き抜くために必要な3つの視点について説明していきたいと思う。
■人間にしか出来ない「おもてなし」
ホテルや飲食店などの接客業は単価の安くしようとすると
ロボットによるAI化が進んでいくが
逆にきめ細やかなサービスを提供して単価を高くすると
人間にしか出来ないおもてなしが非常に重要になってくる。
業務的な決められた行動しかしなかったり
その場その場で学習していくAIであっても
人間が発する感情のこもった言葉には敵わない。
AI化が進めば進むほど、人間同士のコミュニケーションを
得られる場所の価値が上がる確率は高い。
■感情を動かすポジションが重要になる
誰かのモチベーションを上げたり、励ましたり慰めるといった
人の感情を動かす事をAIが代わって行う事は難しい。
今まで管理職がしていたような売上や社員の管理という部分は
AIが代わりに行うようになる事は確実な為
いずれ世の中から管理職は無くなると言われているが
リーダーやカリスマ性を持って人を引っ張っていくポジションは人間にしか出来ない。
人の感情を動かして、多くの人たちを同じ方向へと導く先導者は
これからも必要になる事は間違いないだろう。
■創造性(クリエイティブ)が重要視される
世の中に価値を提供している根幹にあるのは
人間のクリエイティブな発想により生み出されている。
今の時代でいうとフェイスブックやグーグル、アップルなど
世界を動かしている企業はクリエイティブな発想を
実現する力が圧倒的に強い。
AIが人間のような思考にまで辿り着くのはまだまだ相当先のこと。
AIの時代が到来したとしても
何か新しい物やサービスを生み出すのは基本的に人間の仕事のままで有り続ける。
このような3つの視点をベースとして持っていないと
なんでもかんでもAIに支配されてしまう未来を想像してしまう恐れがある。
だが、AIを中心とした未来は今よりも生産性が何倍にも上がり
人間が人間らしく生きられる環境を実現できる可能性も高くなる。
AI自体に恐怖を感じるのではなく、AIを中心とした世界になる事は決まっている為
その現実を受け入れて人間の未来を創っていかなければならない。