
日本の人口は現在約1億2000万人以上と言われている。
医療技術が発達している日本では、年々寿命が延び世界で一番の長寿国となった。
だが、少子高齢化が加速する事で65歳以上の高齢者が増え
65歳以下の若者が減少している現状、日本は危機的状況を迎えようとしている。
2045年には今より約2000万人の人口が減少し、約1億人の人口になると共に
65歳以上の人口が3900万人に対し65歳以下が6600万人。
このように異常な比率となる事はほとんど決定している。
日本の人口が減ること事態が全体的なマーケットの縮小に繋がるのにも関わらず
購買欲のある若者の減少はそれをさらに後押ししているような状況。
それと同時に日本の平均年収は1990年代のピーク時に比べると50万円近くも下がっており
夫婦共働きでないと生活できない環境が少子化に拍車をかけている。
こうしたことから少子高齢化によって日本は暗い未来が待っていると考えられる。
■若者が高齢者を支えきれなくなる
高齢者が増えて若者が減るという事は、
一人一人が高齢者を支える負担が大きくなるという事。
医療や介護業界では人材不足になる事が予想され
医療費なども国がまかなえる範囲が狭くなり、自己負担額がこれからも増え続ける可能性がある。
ITの発達によって病気になる前に予防する事で医療費を多少は抑える事が出来るかもしれないが
それでも限界がある為、これからも若者も高齢者も不安が募っていくだろう。
一昔前のように一つの会社に正社員で入り定年まで働き
退職金を貰って生涯の安定を手に入れる環境は無くなり
今は大企業であっても45歳以上はリストラするなど
安心安全で保証された道なんて無い。
中小企業や大企業の売上が減れば国力の減少にも繋がる。
ITによるAI化によって生産性は上がるかもしれないが
日本が直面している現状は思っている以上に簡単な問題でない無いのだ。
■高齢者が出来る仕事を増やして生産性アップ
これだけ高齢者が増えてくると、その高齢者の方々に
日本の生産性を上げてもらう役割を担ってもらう必要がある。
仕事を引退する年齢になったとしても、最先端の医療で長寿国の日本では
元気な65歳以上の高齢者がたくさんいる。
やりがいや社会貢献を主とした働く環境やコミュニティを作り
それが日本の働き方の新しいベースになれば生産性が劇的に下がっていく事は無い。
高齢者や若者含めて国民一人一人の負担を減らし
安心して子育て出来る環境を作る事が出来なければ日本に未来は無い。
東南アジアが発展してきている今、日本にいる理由が薄くなってきている為
海外に居場所を求めて移住する人も多くなるだろう。
スマホ一つでどこでも生活できる環境は日本離れを加速させる。
日本は危機感を持って、少子化問題に向き合って劇的な環境改善を
国が推し進めなければ昔のような活気のある日本は取り戻せない。
もし、環境が変わる兆しが無いのであれば
日本という国に頼るのではなく、自分自身で生きていける土台を作り
未来に備えることは必須になるだろう。