引きこもりを経験した起業家

無料でネットショップを開設できるサービス「BASE(ベイス)」をご存知だろうか?

BASEの創業者である鶴岡裕太は22歳でこのサービスを立ち上げた。

40万店以上のユーザーにまで成長したBASEを創るきっかけや

運営に関する思想、苦労した部分などについて今回は紹介していきたいと思う。

■起業したきっかけはお母さん

彼がネットショップのサービスを開発しようとしたきっかけはお母さんだった。

地元の大分で婦人服屋を営んでいた母がネットショップを始めようとした。

当時(2012年)は大手ショッピングサイトが主流だった為、

それから始めたのだが、使い勝手の悪さやランニングコストがかかりすぎる為

最終的には使いこなすことが出来なかった。

 

この事をきっかけにネットで販売したい人のニーズがある事に気付き

彼はたったの4カ月程でネットショップ作成サービスのBASEを作ってしまった。

初期費用無料や月額費用などのランニングコストが無料といった

今までに無いサービスは斬新で、時代とニーズがあった事から

いろんなメディアが取り上げてくれたのだという。

そこからネットショップBASEは順調にユーザー数が増えていった。

ひきこもりから起業

■事業拡大に苦労

会社を立ち上げてから宣伝にも恵まれ、順風満帆に事業を拡大してきているイメージだが

拡大させる度に壁にぶち当たったという。

度重なる資金不足、人材不足、サービスの伸び悩み

様々な問題が目の前に立ち塞がる。

彼はいろんな人に相談をしながら一つ一つ解決しないといけなかった。

創業して一日目から問題を解決しては次の問題が現れ、解決する間もなく

どんどん問題が舞い込んでくる現状に相当苦労したという。

もともと、苦労を苦労と思わないようなマインドの持ち主だが

自分の事よりも他の人に迷惑をかけてしまうような問題の時は頭を悩ませた。

 

そんな苦労を乗り越えながら少しずつ会社を拡大していったのである。

 

■引きこもり時代に劇団四季から影響を受けた

彼は中学校の頃に突然学校に行きたくなくなり、休むことを繰り返しているうちに不登校になってしまった。

ただ良いか悪いかは分からないが、彼の母は学校へ強制的に行かせるような人ではなかった。

そんな中、劇団四季などのミュージカルにはまり、学校に行かなかった分、時間がたくさんある為

母と一緒に各地のミュージカルを観にいくようになった。

ミュージカル特有の歌やダンス、演技、全てに魅了され幸せな気持ちになった。

そんなミュージカルから「誰かを幸せにする仕事=良い時間の使い方」という考え方になり

その考え方が今の働き方の原点になったという。

誰かを幸せにする仕事

■ユーザーの喜びを自分の幸せに変える

ユーザーが不満に思っている事を解決して喜んでもらう。

ミュージカルから得た「誰かを幸せにする」という価値観が今の仕事に結びついている。

その為にこれからもユーザーに感動を与えるようなサービスを提供し続けると共に

新しい事にも取り組んでいくだろう。

お客様の幸せ=自分の幸せ

その考え方はブレずに前に突き進んでいるからこそ

日本を代表するネットショップ作成サービス会社を今もなお継続し成長し続けているのだと思う。

 

ひきこもりだったとしてもそこから得た経験をバネに

今の仕事や考え方に繋げている姿勢など彼から学ぶべき点は多い。

ほんの少しのきっかけや気付きで人生が大きく変わる。

そんな勇気を与えてくれる起業家だ。