極端なルールを決めてみると今までにないアイディアを生み出すきっかけになる

起業したい時、何か新しい事を始めたい時に悩むのがアイディアだと思う。

今の時代いろんなモノやサービスに溢れていて

自分が思い浮かぶアイディアのほとんどは既に誰かが始めているか

今の自分の実力では実現出来そうにないものばかり。

 

特別なスキルや資格がなければ、いったいどんな発想で新しい事を始めればいいか

分からない人はたくさんいると思う。

もし、そうした悩みを抱えている人は極端なルールを決めてみると

今までにないアイディアを生み出すきっかけを作れるかもしれない。

極端なルールだけだと分かりにくいと思うので例を交えて説明していきたいと思う。

 

■持込自由の飲食店

持込自由の飲食店

通常飲食店はお店で作った料理やドリンクを提供して

注文があった分だけ売上になる。

普通に考えたら料理やドリンクを持ち込まれたら注文数が減り

売上がなくなってしまうから持込はお断りするのは当たり前。

 

そこをあえて「持込自由」という極端なルールを決めて

それを元に飲食店を始めなければならないとしたら

あなたはどうするだろうか?

「そんな店成り立たないよ」と言ってしまえばそこまでだが

そんな極端なルールがある店は明らかに他と差別化する事が出来る。

 

じゃあ料理やドリンク以外で利益を出す仕組みを考えると

今までの飲食店にはない発想が生まれるきっかけとなる。

 

こうしたお店はすでに何店舗もあり

セルフキッチンにしてレンタルスペースとして貸し出したり

いろんな種類の日本酒だけ用意して

時間無制限の飲み放題料金だけいただく形式にするなど

利益を得る方法は店舗によってさまざま。

 

一見経営は難しいんじゃないかと思われるくらい極端なルールの方が

考える側も面白い発想が生まれやすいのかもしれない。

 

■来館特典に1万円

来館特典に1万円

結婚式場は新規のお客様をどれだけ集める事ができるのかがとても重要。

年始やゴールデンウィーク、お盆の時期などはいつもよりもお得な特典を付けて

お得に結婚式を挙げられる事をきっかけに来館数を伸ばしている。

 

毎回、競合他社と比較しながら

いかにお客様の目を引く特典を用意できるか検討する。

他社に負けないように少しずつ豪華な内容になり

エステの無料チケットやルクルーゼのお鍋セット、

ユニバーサルスタジオジャパンのペアチケットや

東京ディズニーランドのペアチケットを先着10組様プレゼントするなど

競争の中で通常では考えられない特典を打ち出すようになっていった。

 

どこかの施設や商品は近隣の結婚式場で特典として当たり前に出すようになり

目新しさが無くなってきた為、そうした物以外で提案を出すようにルールを決めた。

 

その時にどうせ1万円以上の特典をつけるのであれば

来館特典として1万円分のギフト券プレゼントにした方が

ペアチケットより安くてインパクトがあるのではないかという意見が出た。

 

「お金」を渡すというのは初めての試みだった為

お客様が持たれる印象やお金目当ての予約が増えるのではないかと

いろいろ懸念しなければならない事はたくさんあったが

実際にやってみると思っている以上の効果が出た。

 

来館数と成約数は前年を上回り、結果として費用対効果は

他のどんな特典を出すよりも良かったのである。

 

もうこれ以上思いつくアイディアが無いという状況からでも

ほんの少しルールを決めるだけで現状を打開する案が生まれるきっかけになる。

チャンスは必ずどこかに隠れているのだ。

 

このように通常なんでもできる状態だと良いアイディアがなかなか浮かばなくても

ルールを決めてあえて範囲を狭める事で

思わぬところから今までにないアイディアが生まれる。

 

過酷な環境にこそチャンスがあるのだ。

 

起業したいと思っている人や仕事の中で新しい提案をしなければならない人は

今ある当たり前の状況から自分で勝手に極端なルールを決めてみると

まだ世に出ていない画期的なアイディアを思いつくことが出来るかもしれない。