これからの日本でビジネスをする時は安売りではなく値上げが効果的

今の日本は異常なまでの少子高齢化社会となっている。

平均寿命が上がっているのにも関わらず子供の数は減少している為

消費者が減ると物が売れる数も必然的に減ってしまう。

戦後の高度経済成長期のように大量に物を生産しても売れた時代と違って

今は物が溢れて必要最低限の物しか売れない時代になっている。

 

世界的に見たら人口が増えているから、日本ではなく世界に向けて

ビジネスを始める人には関係ない話になってくるが

これから日本に向けてビジネスを始める人は

大量に物を作って安売りする戦略では勝ち残ることはできない。

逆に値上げをして高い金額で物を売る戦略が効果的になるのだ。

 

■安売りの限界

物を安く売るという事は物を大量に生産するという事。

安い金額設定にした分、原材料や人件費などの経費を支払いながら利益を上げようとすると

大量に物を作って多くの人に買ってもらわなければならない。

そうなるとサービスの質を維持したり、生産する為に必要な人を多く雇う必要がある。

多くの人を雇うと人件費がかかる上に社員全員の意志を統率する労力や

新しいサービスを始める時は伝達が難しくなる為、クオリティが下がる原因が増える傾向にある。

 

人口が減っていて物が売れにくくなっている時代に

大量生産による安売り戦略はリスクがあり、失敗してしまう可能性が高い。

今までにないような革新的な商品でない限り、これからの日本での安売り戦略には限界があると考えられる。

 

■値上げが効果的な理由

今でも昔の名残で物の値段を上げるという戦略に抵抗を覚える企業は多い。

物が売れなくなってくると、まず最初にとる戦略は価格を下げて購入者数を増やすという発想が一般的だ。

 

しかし、購入者数が増えても価格を下げるという事は利益も下がるという事。

一時的に購入される数が増えたとしても、これから人口が減り続ける日本において

10年後20年後の未来を見た時に長期的な利益を見込めるかというとそうではない事は一目瞭然。

何もしなくても消費者が減り続けるのであれば減った時の事を考えて値段を上げる事によって

購入者数が減ったとしても売上が増加している分、利益を確保する事が出来るようになる。

 

そうすると生産する数が減り労働者数を増やす必要が無くなる為、人件費が少なくなる。

消費者が減ると問い合わせやクレームの数も減り、サービスのクオリティを上げる事が出来る。

それによって労働者の負担が軽くなり、労働時間や休日数を増やして環境を整える事にも繋がる。

値段を上げて利益を上げるとこれだけのメリットを生み出す可能性を秘めていると考えられる。

 

これはあくまで理想論であって現実的にはうまくいかないケースの方が多いのかもしれない。

だが、今の日本の現状を考えた時に必ずぶち当たる問題点であり解決する策を練らなければならない。

その問題を打開する方法の一つとして参考にしてもらえたらと思う。