ES細胞、iPS細胞に続く万能細胞とよばれるMuse(ミューズ)細胞がすごい

ES細胞やiPS細胞を聞いたことがある人は多いと思うが

Muse(ミューズ)細胞を聞いたことがある人は少ないのではないだろうか。

 

この細胞が今医療界で大きな注目を浴びていて

ES細胞やiPS細胞に続く万能細胞になるのではないかと言われている。

 

Muse細胞が実用化する事はこれまでの医療の在り方を変える可能性を秘めていて

未来の私たちの健康維持に大きく関わってくる。

Muse細胞とは一体どんな機能を持っているのか?

その機能によって人間にどのような影響を与えるのかについて説明していきたいと思う。

 

■Muse細胞について

Muse細胞について

Muse細胞はもともと人間が持っている細胞で、あらゆる細胞に分化する能力がある。

だから、体内の中で組織に応じた細胞に自分から分化して修復してくれる。

心筋や神経、肝臓、血管、皮膚など様々な組織に変わる機能がある細胞はMuse細胞だけなのだ。

 

でも、もともと人間に備わっているのであれば、

その細胞があるだけでいろんな病気が治ってもおかしくないのだが

Muse細胞の数は体内の中でそれほど多く作られていない。

だから、大きな損害が体内で発生した時にそれを修復するだけのMuse細胞が足りない為

心筋梗塞や癌といった大きな病気にかかっても完治するまでに至らないのだ。

 

だが近年そのMuse細胞を人工的に増やす事に成功し

ラット実験ではすでに脳梗塞の治療に役立つことが分かっていて

傷ついた脳や血管を修復する事で歩けなかったラットが、たった3週間で歩けるようになったという。

これが人間にも適用する事が出来れば、身体にリスクのある薬を投与しなくても

病気に合わせて必要な分のMuse細胞を投与するだけで

その病気が治す事が可能になるのだ。

 

■Muse細胞の利点

Muse細胞の利点

Muse細胞が今までに無い万能細胞だと言われている理由の一つが

加工したり人為的な操作をせずに、そのまま血管の中に入れるだけで

組織を修復するという機能を持っている事が挙げられる。

つまり、点滴のように血管から身体にMuse細胞を入れるだけでいいから

身体への負担はほとんど無く、もともと人間が持っている細胞だからアレルギー反応のように

身体が拒絶するような事も無い。

そうすると自分のMuse細胞ではなく他人のMuse細胞でも治療が可能とい事になる。

 

また、点滴だと近所の病院でも処方が可能になる為、わざわざ大きな病院に行って治療する必要もなくなる。

 

来年2019年には人への治験が始まり、心筋梗塞の患者に投与して効果と安全面を計測する予定になっている。

もし、この治験によって人間に害が無く実用化が可能という事になれば世界の医療の在り方が大きく変わる。

病気に苦しんでいる多くの人達の悩みを解決するとともに

今まで癌治療などで国が税金から払っていた多額の医療費も別の場所へ運用する事が可能になる。

国が豊かになれば人々の生活水準も上がり、自分たちの暮らしも大きく変化する為

今後もMuse細胞について注目していきたいと思う。