ハンディキャップから生まれる潜在能力を最大限に引き出す方法

仕事をしていてうまくできなくて伸び悩んでいる時期や

試験の為に必死で勉強をしているのになかなか偏差値が上がらなかったり

自分の中にある隠された能力があるのであれば

引き出したいと誰もが感じるだろう。

 

現実的に漫画(ドラゴンボールのナメック星人の最長老様)のように

都合よく簡単に自分の能力が引き出される事なんてありえない。

 

でも、何かを得る為には何かを犠牲にしなければならないとするなら

自分自身に制限を与える事で思わぬ能力が発揮される事は多々ある。

 

制限(ハンディキャップ)から生まれる潜在能力を最大限に引き出す方法について

歴史的に成功している人達を例に説明していきたいと思う。

 

■松下電器(パナソニック)創業者、松下幸之助の考え方

松下電器(パナソニック)創業者、松下幸之助の考え方

日本で成功している人で一番有名な起業家として、経営の神様と言われる松下幸之助は

けして恵まれた環境の中で成功した訳ではなかった。

貧乏な家に生まれて、学校も行けず、身体も弱かったり、優柔不断な性格。

どれをとっても経営者になるには不利な条件ばかり揃っている。

 

自分で起業して成功を収めようとする人のイメージは

教養があっていろんな知識を駆使して、決断力や行動力があり、

病気もせずにバリバリ働いているのを想像すると思う。

 

真逆の立場にいた松下幸之助がなぜ成功出来たのかと言うと

今の自分の環境としっかりと向き合ってマイナスをプラスに考える力が他の人より圧倒的に高かったからだ。

 

学校に行けなかったから、人よりも文字や計算、一般的な知識が劣っていた。

知らないことばかりだから、それを補う為に人に聞くしかなくて、いろんな人に疑問に思ったことは

素直に聞いていき、少しずつ知識を蓄えて活用していった。

学校に行けなかった事で、多くの知識や知恵を身につけることが出来たのは幸運だったと彼は言う。

 

病弱だったからすべて人に任せていて、結果的にそれで人が育って事業の成功に繋がった。

 

優柔不断だったから「きみは、どう思うか」という質問をたくさんしていた。

自分の聞きたい事や迷っている事は自ら決断するのではなく、社員の声をとにかく聴いていたという。

それは、社員からすると信用して尋ねてくれているのだと感じ信頼関係を生んだ。

 

自分に足りない部分を全て自分で補うのではなく

現状をしっかりと把握して周りを巻き込みながらマイナスをプラスに変える。

この考え方を行動に移す事でハンディキャップを乗り越えたのだ。

 

■ソフトバンク創業者、孫正義の苦労

ソフトバンク創業者、孫正義の苦労

ソフトバンク創業者の孫正義は幼い頃から壮絶な人生を送っている。

今回はいろんなエピソードがある中から一つだけ紹介しようと思う。

 

孫さんは20代半ばに慢性肝炎という病気にかかった。

それも肝臓がんへ進行する恐れのある状態で5年以上生きられるか分からないと

医師に診断されてしまうほど深刻だった。

 

今まで必死に勉強して会社を起こして仕事して

子供もまだ幼く、人生まだまだこれからだという時に

5年しか生きられないと考えると、さすがに入院当初の夜はひとりで泣いていたそうだ。

 

それでも入院中でも3日に一度は病院を抜け出して会議に参加するなど

自分の命が危ない状況でも、必死に会社を良くしようとする姿勢は変わらなかった。

孫さんは本気で会社を愛していたのだ。

 

入院中は様々な種類の本を3000冊以上読んで勉強も繰り返していた。

その中に司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を読んで

龍馬は脱藩してからたった5年で日本を変えたエピソードを読んで

自分自身も「5年あれば大きな事ができるのではないか」

「たかが自分の命くらいでくよくよしてどうするんだ。もっと大きく構えないといけない」

と思うきっかけになったという。

 

結果的に医療技術が進み、その治療により完治する事で命の問題は無くなった。

 

でもこうして命と向き合う事で、人生の価値観を見直すきっかけを手に入れた。

どん底を経験した事で、人生で一番大切な事に気付く事が出来た。

 

そんな状態でも自分に出来る事を精一杯さがして見つける事は

必ず明日に繋がる事を証明してみせた。

 

「命があと5年しかない」という究極な状態を

5年もあれば自分でも大きい事が出来る」という考えに変えて

その考えを行動に変えたのだ。

 

人生の中でマイナスな事はなるべく避けていきたいと思うが

時としてこうしたマイナス(ハンデ)を負う事は、潜在能力を極限にまで高めるきっかけを作ってくれる。

自分をもっと成長させたいと本気で思っている人は

常に何かに挑戦して困難な環境に自ら飛び込む事で

まだ気づいていない能力に出会えるきっかけを生み出すのかもしれない。