起業家になる為には、自分自身を「律する」

起業家になるという事は自由を手に入れるという事だ。

 

自分の好きな仕事ができ

自分の好きな時間に働き

自分の好きな時間に帰る

なんて素敵なんだと思うかもしれないが

人間関係もがらっと変わり、いろんな誘惑も多くなる。

騙される事もあるかもしれない。

失敗して大きな借金を背負うかもしれない。

 

今まで会社で何十万、何百万円の損失を出したとしても

始末書を書くだけでその金額を会社が肩代わりしてくれた。

でも、全ての責任が自分自身にのしかかってくる。

 

自由である反面、不自由な部分もたくさん出てくるのだ。

 

■上司の言葉

以前働いていた上司がもともと誰もが知っているような大きな会社の社長をしていた。

退職する前に

「会社のトップに立つという事で気を付ける事はなんですか?」と尋ねると

 

「自分自身を律することだ」と言った。

会社のトップ

律するとは、感情、行動、言動、全てをコントロールしなければいけないということ。

働かな過ぎては会社の経営はうまくいかず、

働き過ぎると健康を害してしまう可能性がある。

周りからのいろんな誘いが多くなり、

うまい話を持ってくる人も後をたたなくなる。

誰にも何も言われないから自由に行動できて

ついついサボってしまう事もある。

 

「自分の行動すべてをコントロールする事は本当に難しいことだ。

私は最初はそれを知らずに行動していたから、もし君が会社をするのであれば

自分自身を律するように行動しなければいけないことを知っていてほしい」

 

そんな言葉を僕にくれた。

 

■言葉の重み

経験してきた人の言葉は心に響く。

実際に会社を辞めて、自由な時間が増えると少しサボってしまいたくなる。

誰にも何も言われない環境が当たり前になって危機感がなくなってくる時もあった。

そんな時にその上司の言葉を思い出しては、目を覚ましてきた。

 

自分のスイッチを入れる為に、仕事ができる環境を作るように努力した。

自宅で仕事をするとテレビやマンガなどいろんな誘惑がある為

外に出てカフェなどにパソコンを持って行ってひたすら作業する時もあった。

図書館に行って、静かな環境の中で仕事をする時もあった。

友人とご飯に行きたくても我慢した時もあった。

家族との時間も大切にしたかったが、時間を区切ってメリハリをつけた。

その時その上司から言われた言葉を思い出すたびに

自分を律する為にはどうしたらいいんだろう。

何か決断をする時に、本当に甘い誘惑ではないかを一呼吸おいてから決断しよう。

いろんな場面で自分に問いかけては、その言葉を指針に行動するように心がけた。

そのおかげで、100%とは言えないが自分を律する行動が出来ている。

律する

言葉というのは大事で、その言葉を心の奥で持っている人と持っていない人とでは

大きな差があると感じた。

それは、自分が納得のいく誰かから与えられるもので

それを起業する前に与えてくれた上司には感謝している。

 

起業する前はとにかく誰かと話す事は大切だ。

誰かと話せば良くも悪くもアドバイスをくれる。

真摯に受け止めて全て自分の糧にすることができれば

必ず起業した後に役に立つ時がくるだろう。