子供の絵こそアート

大人になるといろんな知識やスキルがついてくる。

子供の時はそんなの関係なく自由に描きたいものを描きたいように楽しんでいたのに

技術を学ぶとそれを一生懸命駆使して良い作品を作ろうとする。

知識や技術を学ぶ事は当然良い事だ。

人に感動を与える為には必要最低限の画力というのが必要で

それを学んだ上で自分独自の感性や感情を絵にのせていく。

そうしていく内に子供の時に絵を描く事が大好きだった感情を忘れてしまいがちになってしまう。

 

■子供の時は無心で絵を描いていた

幼稚園や小学生とかはホントに自由に絵を描いていたと思う。

上手いとか下手とか関係なく

色や構図はバラバラ

描きたい時に描きたいものを描いて

誰かに評価されるとかされないとか関係なく

絵を描いたらお父さんやお母さんが褒めてくれたり

友達も一緒になって同じ絵を描いて遊んだり

そこには自分自身の独自の世界観しかなかった。

子供の絵

■画家が言っていた言葉

一緒に仕事をしている画家さんと話している時にふと子供の話になった。

最近、絵画教室を開くようになり、

子供といろんな絵を描く事が多くなって気付いたらしいのだが、

「子供の自由な発想は本当にすごい! あれこそアートだと思う!!」

その言葉がすごく印象的だった。

絵を何年も描いてきた中で、その自由な発想というのがとても新鮮だったという。

 

大人になるにつれてどんどんなくなっていく子供の心は

芸術を続けていく上でとても大切で

絵を描く事を「楽しむ」という感情が無くなってしまったら

芸術家として生きていくのは辛い道でしかない。

 

誰かに求められて描く時もあるだろうし

自分が描きたいと思っていない絵を描かなければいけない時もあるかもしれない。

でも、それを誰かに届けた時に喜んでくれたり

描いた自分自身が新しい発見をしたり

芸術家と言う道を選んだのであれば、とにかく楽しまなければ意味がない。

 

■ピカソも子供の絵を評価していた

ピカソは奇抜な絵を描く画家として有名だ。

そんな彼が残した言葉に

「ようやく子供のような絵をかけるようになった。

ここまで来るのにずいぶん時間がかかったものだ。」

という名言がある。

ピカソ

まるで子供が描く絵こそが画家が目指す最終地点ともとられる言葉だ。

でもこの言葉にはまさに子供の心を忘れてはいけないというメッセージも感じる事が出来る。

 

大人になった今だからこそ、

どんな作品を描いていたとしても、心の奥底から溢れでる感情を楽しまないと勿体ない。

 

子供の時に楽しく描いていた時を思い出して

自由な発想を楽しむ事に気付いた時、

さらに良い絵をかけるきっかけになるかもしれない。